論文の概要: Joint fluctuation theorems for sequential heat exchange
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2003.02150v1
- Date: Wed, 4 Mar 2020 15:59:11 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-31 05:26:45.323075
- Title: Joint fluctuation theorems for sequential heat exchange
- Title(参考訳): 逐次熱交換に関する合同揺らぎ定理
- Authors: Jader P. Santos, Andr\'e M. Timpanaro and Gabriel T. Landi
- Abstract要約: 任意の数のアンシラと連続的に衝突する量子系の熱交換統計について検討する。
これは例えば、加速粒子が気泡室を通過することを記述できる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We study the statistics of heat exchange of a quantum system that collides
sequentially with an arbitrary number of ancillas. This can describe, for
instance, an accelerated particle going through a bubble chamber. Unlike other
approaches in the literature, our focus is on the \emph{joint} probability
distribution that heat $Q_1$ is exchanged with ancilla 1, heat $Q_2$ is
exchanged with ancilla 2, and so on. This allows one to address questions
concerning the correlations between the collisional events. The joint
distribution is found to satisfy a Fluctuation theorem of the
Jarzynski-W\'ojcik type. Rather surprisingly, this fluctuation theorem links
the statistics of multiple collisions with that of independent single
collisions, even though the heat exchanges are statistically correlated.
- Abstract(参考訳): 任意の数のアンシラと連続的に衝突する量子系の熱交換統計について検討する。
これは例えば、気泡室を通過する加速粒子を記述することができる。
文献の他のアプローチとは異なり、熱$Q_1$をアンシラ1と交換し、熱$Q_2$をアンシラ2と交換する「emph{joint}」確率分布に焦点が当てられている。
これにより、衝突イベント間の相関に関する問題に対処することができる。
ジョイント分布はjarzynski-w\'ojcik型のゆらぎ定理を満たすことが分かる。
むしろ、この揺らぎ定理は、熱交換が統計的に相関しているにもかかわらず、複数の衝突の統計と独立した単衝突の統計を結びつける。
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