論文の概要: Quantum Rayleigh problem and thermocoherent Onsager relations
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2006.03186v4
- Date: Wed, 23 Jun 2021 11:14:21 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-17 02:17:14.027614
- Title: Quantum Rayleigh problem and thermocoherent Onsager relations
- Title(参考訳): 量子レイリー問題と熱コヒーレントオンザガー関係
- Authors: Onur Pusuluk and \"Ozg\"ur E. M\"ustecapl{\i}o\u{g}lu
- Abstract要約: 熱流と平衡における量子コヒーレンスと相関の役割について検討する。
発射体間で共有される量子不協和と絡み合いは、真の熱流に寄与する。
熱コヒーレント現象の実験的実現の可能性と技術的応用について論じる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: The role of quantum coherence and correlations in heat flow and equilibration
is investigated by exploring the Rayleigh's dynamical problem to equilibration
in the quantum regime and following Onsager's approach to thermoelectricity.
Specifically, we consider a qubit bombarded by two-qubit projectiles from a
side. For arbitrary collision times and initial states, we develop the master
equation for sequential and collective collisions. By deriving the
Fokker-Planck equation out of the master equation, we identify the quantum
version of the Rayleigh's heat conduction equation. We find that quantum
discord and entanglement shared between the projectiles can contribute to
genuine heat flow only when they are associated with so-called heat-exchange
coherences. Analogous to Onsager's use of Rayleigh's principle of least
dissipation of energy, we use the entropy production rate to identify the
coherence current. Both coherence and heat flows can be written in the form of
quantum Onsager relations, from which we predict coherent Peltier and coherent
Seebeck effects. The effects can be optimized by the collision times and
collectivity. Finally, we discuss some of the possible experimental
realizations and technological applications of the thermocoherent phenomena in
different platforms.
- Abstract(参考訳): 熱流と平衡における量子コヒーレンスと相関の役割は、レイリーの量子状態における平衡に関する力学問題を調べ、オンサーガーの熱電性へのアプローチに従って研究されている。
具体的には、側面から2キュービット弾を照射する。
任意の衝突時間と初期状態に対して、逐次衝突および集団衝突のマスター方程式を開発する。
マスター方程式からフォッカー・プランク方程式を導出することにより、レイリーの熱伝導方程式の量子バージョンを同定する。
発射体間で共有される量子的不協和と絡み合いは、いわゆる熱交換コヒーレンスと関連している場合にのみ、真の熱流に寄与する。
エネルギーの最小散逸というレイリーの原理をオンサーガーが用いたのと同様、エントロピー生成率を用いてコヒーレンス電流を同定する。
コヒーレンスと熱の流れは、コヒーレントなペルチェ効果とコヒーレントなシーベック効果を予測する量子オンサーガー関係の形で書くことができる。
効果は衝突時間と集束率によって最適化できる。
最後に,様々なプラットフォームにおける熱コヒーレント現象の実験的実現と技術応用について考察する。
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