論文の概要: Thermodynamic Reverse Bounds for General Open Quantum Processes
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2003.08548v2
- Date: Thu, 20 Aug 2020 05:17:09 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-28 18:05:33.063532
- Title: Thermodynamic Reverse Bounds for General Open Quantum Processes
- Title(参考訳): 一般開放量子プロセスの熱力学的逆境界
- Authors: Francesco Buscemi, Daichi Fujiwara, Naoki Mitsui, Marcello Rotondo
- Abstract要約: 様々な量子熱力学的境界は、対数関数の作用素の凹凸の結果として、より厳密でより一般的な不等式から導かれる。
開過程の熱力学的長さ, 消去過程の熱交換, 一般量子進化における最大エネルギー流出量について検討する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 1.7205106391379026
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Various quantum thermodynamic bounds are shown to stem from a single tighter
and more general inequality, consequence of the operator concavity of the
logarithmic function. Such an inequality, which we call the "thermodynamic
reverse bound", is compactly expressed as a quantum relative entropy, from
which it inherits mathematical properties and meaning. As concrete examples, we
apply our bound to evaluate the thermodynamic length for open processes, the
heat exchange in erasure processes, and the maximal energy outflow in general
quantum evolutions.
- Abstract(参考訳): 様々な量子熱力学的境界は、対数関数の作用素の凹凸の結果として、より厳密でより一般的な不等式から導かれる。
このような不等式は「熱力学的逆境界」と呼ばれ、量子相対エントロピーとしてコンパクトに表現され、数学的性質と意味を継承している。
具体的な例として、開放過程の熱力学的長さ、消去過程における熱交換、一般量子進化における最大エネルギー流出の評価にバウンドを適用する。
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