論文の概要: Roles of quantum coherences in thermal machines
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2006.01166v2
- Date: Wed, 7 Apr 2021 18:02:49 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-17 11:20:20.090546
- Title: Roles of quantum coherences in thermal machines
- Title(参考訳): 熱機械における量子コヒーレンスの役割
- Authors: C.L. Latune, I. Sinayskiy, F. Petruccione
- Abstract要約: 量子状態における熱力学の理解と発展に向けた取り組みの一部は、そのような操作に量子効果を活用することに集中してきた。
本稿では, 熱機械の性能向上における量子コヒーレンスの役割について述べる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Some of the oldest and most important applications of thermodynamics are
operations of refrigeration as well as production of useful energy. Part of the
efforts to understand and develop thermodynamics in the quantum regime have
been focusing on harnessing quantum effects to such operations. In this review
we present the recent developments regarding the role of quantum coherences in
the performances of thermal machines --the devices realising the above
thermodynamic operations. While this is known to be an intricate subject, in
part because being largely model-dependent, the review of the recent results
allow us to identify some general tendencies and to suggest some future
directions.
- Abstract(参考訳): 熱力学の最も古く最も重要な応用は、冷蔵の操作と有用なエネルギーの生産である。
量子状態における熱力学の理解と発展に向けた取り組みの一部は、そのような操作に量子効果を活用することに集中してきた。
本稿では、上記の熱力学的操作を実現する装置である熱機械の性能における量子コヒーレンスの役割について述べる。
これは、主にモデル依存であることから、複雑な主題であることが知られているが、最近の結果のレビューにより、いくつかの一般的な傾向を特定し、将来の方向性を提案することができる。
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