論文の概要: Experimental demonstration of complementarity relations between quantum
steering criteria
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2007.11320v1
- Date: Wed, 22 Jul 2020 10:17:02 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-08 18:38:34.689467
- Title: Experimental demonstration of complementarity relations between quantum
steering criteria
- Title(参考訳): 量子ステアリング基準間の相補性関係の実験的実証
- Authors: Huan Yang, Zhi-Yong Ding, Xue-Ke Song, Hao Yuan, Dong Wang, Jie Yang,
Chang-Jin Zhang, and Liu Ye
- Abstract要約: 2光子ベル状態と3つのパウリ作用素を用いて量子ステアリング基準の相補関係を実験的に検証した。
以上の結果から,コヒーレンスのスクリュー情報に基づく操舵基準は,量子状態の操舵性を検出する上でより強いことが示唆された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 17.30189229503516
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The ability that one system immediately affects another one by using local
measurements is regarded as quantum steering, which can be detected by various
steering criteria. Recently, Mondal et al. [Phys. Rev. A 98, 052330 (2018)]
derived the complementarity relations of coherence steering criteria, and
revealed that the quantum steering of system can be observed through the
average coherence of subsystem. Here, we experimentally verify the
complementarity relations between quantum steering criteria by employing
two-photon Bell-like states and three Pauli operators. The results demonstrate
that if prepared quantum states can violate two setting coherence steering
criteria and turn out to be steerable states, then it cannot violate the
complementary settings criteria. Three measurement settings inequality, which
establish a complementarity relation between these two coherence steering
criteria, always holds in experiment. Besides, we experimentally certify that
the strengths of coherence steering criteria dependent on the choice of
coherence measure. In comparison with two setting coherence steering criteria
based on l1 norm of coherence and relative entropy of coherence, our
experimental results show that the steering criterion based on skew information
of coherence is more stronger in detecting the steerability of quantum states.
Thus, our experimental demonstrations can deepen the understanding of the
relation between the quantum steering and quantum coherence.
- Abstract(参考訳): ある系が局所的な測定によってすぐに他の系に影響を与える能力は、様々なステアリング基準によって検出できる量子ステアリングと見なされる。
最近、mondal et al。
[植物rev. a98, 052330 (2018)]コヒーレンスステアリング基準の相補性関係を導出し、サブシステムの平均コヒーレンスを通じてシステムの量子ステアリングを観測できることを明らかにした。
ここでは、2光子ベル状態と3つのパウリ作用素を用いて量子ステアリング基準の相補関係を実験的に検証する。
その結果, 量子状態が2つのコヒーレンスステアリング基準に違反し, 制御可能な状態であることが判明すれば, 相補的な設定条件に違反することはない。
これら2つのコヒーレンスステアリング基準間の相補性関係を確立する3つの測定設定不等式は、常に実験中である。
さらに,コヒーレンスステアリング基準の強度がコヒーレンス尺度の選択に依存することを実験的に証明した。
また,コヒーレンスの相対エントロピーとl1ノルムに基づく2つの設定コヒーレンスステアリング基準と比較して,コヒーレンスのスキュー情報に基づくステアリング基準が,量子状態のステアビリティの検出においてより強くなることを示した。
このように、我々の実験的なデモンストレーションは、量子ステアリングと量子コヒーレンスの関係の理解を深めることができる。
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