論文の概要: Entanglement Amplification from Rotating Black Holes
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2010.14517v1
- Date: Tue, 27 Oct 2020 18:00:01 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-27 08:33:00.611824
- Title: Entanglement Amplification from Rotating Black Holes
- Title(参考訳): 回転するブラックホールからの絡み合い増幅
- Authors: Matthew P. G. Robbins, Laura J. Henderson, and Robert B. Mann
- Abstract要約: 回転するBTZブラックホールの存在下でのエンタングルメント収穫について検討した。
回転は, 収穫した真空の絡み合いを著しく増幅できることがわかった。
また、ブラックホールの角運動量の増加に伴い、エンタングルメントが抽出できないブラックホール近傍の領域であるエンタングルメントシャドーが小さくなることも判明した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The quantum vacuum has long been known to be characterized by field
correlations between spacetime points. These correlations can be swapped with a
pair of particle detectors, modelled as simple two-level quantum systems
(Unruh-DeWitt detectors) via a process known as entanglement harvesting. We
study this phenomenon in the presence of a rotating BTZ black hole, and find
that rotation can significantly amplify the harvested vacuum entanglement.
Concurrence between co-rotating detectors is amplified by as much as an order
of magnitude at intermediate distances from the black hole relative to that at
large distances. The effect is most pronounced for near-extremal small mass
black holes, and allows for harvesting at large spacelike detector separations.
We also find that the entanglement shadow -- a region near the black hole from
which entanglement cannot be extracted -- is diminished in size as the black
hole's angular momentum increases.
- Abstract(参考訳): 量子真空は、時空点間の場相関によって特徴づけられることが長年知られている。
これらの相関関係は、絡み合い収穫と呼ばれるプロセスを通じて単純な2レベル量子系(Unruh-DeWitt検出器)としてモデル化された一対の粒子検出器と交換することができる。
回転するBTZブラックホールの存在下でのこの現象を調べたところ、回転は収穫した真空の絡みを著しく増幅することがわかった。
共回転検出器間の共起は、ブラックホールからの中間距離において、大きな距離でのそれと比較して最大1桁の強さで増幅される。
この効果は、ほぼ極小のブラックホールに対して最も顕著であり、大きな空間のような検出器分離で収穫することができる。
また、ブラックホールの角運動量の増加に伴い、エンタングルメント・シャドー(エンタングルメントを抽出できないブラックホール付近の領域)が小さくなっていることも判明した。
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