論文の概要: Exploring the gap between thermal operations and enhanced thermal
operations
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2101.05690v2
- Date: Wed, 10 Feb 2021 08:05:36 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-15 05:15:21.463151
- Title: Exploring the gap between thermal operations and enhanced thermal
operations
- Title(参考訳): 熱操作と強化熱操作のギャップを探る
- Authors: Yuqiang Ding, Feng Ding, Xueyuan Hu
- Abstract要約: 我々は、EnTOによって誘導される状態遷移は、TOによってほぼ実現できないことを解析的に証明した。
この結果は、量子熱力学におけるコヒーレンス力学の制約の研究にも貢献できる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 1.9923825843186371
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: The gap between thermal operations (TO) and enhanced thermal operations
(EnTO) is an open problem raised in [Phys. Rev. Lett. 115, 210403 (2015)]. It
originates from the limitations on coherence evolutions. Here we solve this
problem by analytically proving that, a state transition induced by EnTO cannot
be approximately realized by TO. It confirms that TO and EnTO lead to different
laws of state conversions. Our results can also contribute to the study of the
restrictions on coherence dynamics in quantum thermodynamics.
- Abstract(参考訳): 熱操作(to)と強化熱操作(ento)のギャップは、[phys. rev. lett. 115, 210403 (2015)]で提起されたオープンな問題である。
これはコヒーレンス進化の限界に由来する。
ここでは、entoによる状態遷移がtoによって大まかに実現できないことを解析的に証明することで、この問題を解決する。
これは、TOとEnTOが異なる状態変換法を導くことを確認している。
この結果は、量子熱力学におけるコヒーレンスダイナミクスの制限の研究にも貢献できる。
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