論文の概要: Enhanced solar photocurrent using a quantum dot molecule
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2101.11488v2
- Date: Thu, 14 Jul 2022 16:36:28 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-13 19:58:28.567798
- Title: Enhanced solar photocurrent using a quantum dot molecule
- Title(参考訳): 量子ドット分子を用いた太陽光電流の増強
- Authors: J. Lira, J. M. Villas-Boas, L. Sanz, and A. M. Alcalde
- Abstract要約: 太陽光の存在下での量子ドット分子(QDM)の光電流と電力に対するコヒーレントトンネルの役割について検討した。
以上の結果から,QDMは単一量子ドットよりも最大30%の電力を供給できることが示され,その効率計算は熱力学の第二法則と整合したコヒーレンス効果を示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: In this paper we make a detailed study of the role of coherent tunneling, on
the photocurrent and power delivered by a quantum dot molecule (QDM) in the
presence of solar light. We focus our analysis on the coherence driven by
tunneling and its impact on the photovoltaic properties of the QDM. The
coherence developed by the system raises as a resource from the interplay
between the strength of the tunneling coupling, the QDM band alignment, and the
coupling rates with the reservoirs of thermal phonons. Our results show that a
QDM can deliver up to 30% more power than a single quantum dot, and our
calculations of efficiency show coherence effects, which are consistent with
the Second Law of Thermodynamics.
- Abstract(参考訳): 本稿では,量子ドット分子(qdm)による太陽光存在下での光電流と電力に対するコヒーレントトンネルの役割について詳細に研究する。
トンネルによるコヒーレンス解析とqdmの太陽光発電特性への影響について考察した。
このシステムによって開発されたコヒーレンスは、トンネル結合の強さ、QDMバンドアライメント、および熱フォノンの貯留層との結合速度の相互作用から、資源として上昇する。
以上の結果から,QDMは単一量子ドットよりも最大30%の電力を供給できることが示され,その効率計算は熱力学の第二法則と整合したコヒーレンス効果を示す。
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