論文の概要: Maximally effcient quantum thermal machines fuelled by nonequilibrium
steady states
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2103.09723v1
- Date: Wed, 17 Mar 2021 15:25:21 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-07 21:09:43.058486
- Title: Maximally effcient quantum thermal machines fuelled by nonequilibrium
steady states
- Title(参考訳): 非平衡定常状態による最大効率量子熱機械
- Authors: Tiago F. F. Santos, Francesco Tacchino, Dario Gerace, Michele Campisi,
and Marcelo F. Santos
- Abstract要約: 非平衡定常状態による2段量子熱エンジンの効率と出力を解析・最適化する。
量子熱エンジンの全体的な性能におけるこのダイナミクスの役割は、依然として未解決の問題である。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: The concept of thermal machines has evolved from the canonical steam engine
to the recently proposed nanoscopic quantum systems as working fluids. The
latter obey quantum open system dynamics and frequently operate in
non-equilibrium conditions. However, the role of this dynamics in the overall
performance of quantum heat engines remains an open problem. Here, we analyse
and optimize the efficiency and power output of two-stage quantum heat engines
fuelled by non-equilibrium steady states. In a charging first stage, the
quantum working fluid consisting of a qutrit or two coupled qubits is connected
to two reservoirs at different temperatures, which establish a heat current
that stores ergotropy in the system; the second stage comprises a coherent
driving force that extracts work from the machine in finite a amount of time;
finally, the external drive is switched off and the machine enters a new cycle.
- Abstract(参考訳): 熱機械の概念は、標準蒸気エンジンから最近提案されたナノスコピック量子システムへと進化してきた。
後者は量子開システムダイナミクスに従い、非平衡状態において頻繁に作用する。
しかし、量子熱エンジン全体の性能におけるこのダイナミクスの役割は未解決の問題である。
ここでは、非平衡定常状態の2段量子熱エンジンの効率と出力を解析、最適化する。
充電第1段階では、クエットまたは2つの結合クビットからなる量子作動流体を異なる温度で2つの貯水池に接続し、システム内にエルゴトロピーを蓄積する熱電流を確立し、第2段階は、機械からワークを有限時間に抽出するコヒーレント駆動力を有し、最後に外部駆動をオフにし、機械が新しいサイクルに入る。
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