論文の概要: Quantum vibronic effects on the electronic properties of solid and
molecular carbon
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2104.11065v1
- Date: Thu, 22 Apr 2021 13:48:08 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-02 20:19:24.550268
- Title: Quantum vibronic effects on the electronic properties of solid and
molecular carbon
- Title(参考訳): 固体および分子炭素の電子的性質に対する量子振動効果
- Authors: Arpan Kundu, Marco Govoni, Han Yang, Michele Ceriotti, Francois Gygi,
and Giulia Galli
- Abstract要約: 分子や固体を含む炭素異方体の電子的性質に及ぼす量子ビブロニックカップリングの影響について検討した。
非晶質炭素の基本的なギャップに対する電子-フォノンカップリングの効果を予測し、ダイヤモンドではバンドギャップのゼロフォノン再正規化が以前報告されたよりも大きいことを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 2.0319363307774476
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We study the effect of quantum vibronic coupling on the electronic properties
of carbon allotropes, including molecules and solids, by combining path
integral first principles molecular dynamics (FPMD) with a colored noise
thermostat. In addition to avoiding several approximations commonly adopted in
calculations of electron-phonon coupling, our approach only adds a moderate
computational cost to FPMD simulations and hence it is applicable to large
supercells, such as those required to describe amorphous solids. We predict the
effect of electron-phonon coupling on the fundamental gap of amorphous carbon,
and we show that in diamond the zero-phonon renormalization of the band gap is
larger than previously reported.
- Abstract(参考訳): 経路積分第一原理分子動力学(FPMD)と色付きノイズサーモスタットを組み合わせることにより、分子や固体を含む炭素異方体の電子的性質に及ぼす量子ビブロニックカップリングの効果を調べた。
電子-フォノンカップリングの計算に一般的に用いられるいくつかの近似を避けることに加えて、このアプローチはfpmdシミュレーションに適度な計算コストを追加するだけであり、そのためアモルファス固体を記述するのに必要なような大きなスーパーセルに適用できる。
電子-フォノンカップリングがアモルファス炭素の基本ギャップに与える影響を予測し、ダイヤモンドではバンドギャップのゼロフォノン再正規化が以前報告したよりも大きいことを示す。
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