論文の概要: Superfluid drag between excitonic polaritons and superconducting
electron gas
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2204.10744v2
- Date: Fri, 19 Aug 2022 16:16:24 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-16 00:58:49.970905
- Title: Superfluid drag between excitonic polaritons and superconducting
electron gas
- Title(参考訳): エキシトニックポーラリトンと超伝導電子ガスの超流動抵抗
- Authors: Azat F. Aminov, Alexey A. Sokolik, and Yurii E. Lozovik
- Abstract要約: アンドレフ・バシキン効果(Andreev-Bashkin effect)は、ボース凝縮した励起偏光子系の光学的微小キャビティにおいて予測される。
予測された非散逸性抵抗は、ポラリトンボースの凝縮による電子層における超電流の誘導として観測できるほど強い。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: The Andreev-Bashkin effect, or superfluid drag, is predicted in a system of
Bose-condensed excitonic polaritons in optical microcavity coupled by
electron-exciton interaction with a superconducting layer. Two possible setups
with spatially indirect dipole excitons or direct excitons are considered. The
drag density characterizing a magnitude of this effect is found by many-body
calculations with taking into account dynamical screening of electron-exciton
interaction. For the superconducting electronic layer, we assume the recently
proposed polaritonic mechanism of Cooper pairing, although the preexisting
thin-film superconductor should also demonstrate the effect. According to our
calculations, the drag density can reach considerable values in realistic
conditions, with excitonic and electronic layers made from GaAs-based quantum
wells or two-dimensional transition metal dichalcogenides. The predicted
nondissipative drag could be strong enough to be observable as induction of a
supercurrent in the electronic layer by a flow of polariton Bose condensate.
- Abstract(参考訳): アンドレーフ・バシキン効果(Andreev-Bashkin effect)は、超伝導層との電子-励起子相互作用と結合した光学マイクロキャビティにおけるボース凝縮励起ポラリトン系において予測される。
空間的に間接的な双極子励起子または直接励起子を持つ2つの可能なセットアップを考える。
この効果の大きさを特徴付ける抗力密度は、電子-励起相互作用の動的スクリーニングを考慮した多体計算によって見出される。
超伝導電子層については、Cooperペアリングの最近提案された分極性機構を仮定するが、既存の薄膜超伝導体もその効果を示す必要がある。
我々の計算によれば、ドラッグ密度はGaAsベースの量子井戸または2次元遷移金属ジアルコゲナイドからなる励起層と電子層によって現実的な条件でかなりの値に達することができる。
予測された非散逸性抵抗は、ポラリトンボースの凝縮による電子層における超電流の誘導として観測できるほど強い。
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