論文の概要: A universe born in a metastable false vacuum state needs not die
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2207.10965v3
- Date: Thu, 5 Jan 2023 19:41:31 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-04 03:02:23.850525
- Title: A universe born in a metastable false vacuum state needs not die
- Title(参考訳): 準安定な虚偽の真空状態に生まれた宇宙は死なない
- Authors: K. Urbanowski
- Abstract要約: 我々は、準安定な偽真空状態で生まれた宇宙が生き残ることができ、崩壊しない条件を見つけようとする。
電弱真空の不安定さは、宇宙の悲劇的な運命を招き、その死へと繋がる必要はない。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We try to find conditions, the fulfillment of which allows a universe born in
a metastable false vacuum state to survive and not to collapse. The conditions
found are in the form of inequalities linking the depending on time $t$
instantaneous decay rate ${\it\Gamma}(t)$ of the false vacuum state and the
Hubble parameter $H(t)$. Properties of the decay rate of a quantum metastable
states are discussed and then the possible solutions of the conditions found
are analyzed and discussed. Within the model considered it is shown that a
universe born in the metastable vacuum state has a very high chance of
surviving until very late times if the lifetime, $\tau_{0}^{F}$, of the
metastable false vacuum state is much shorter, than the duration of the
inflation process. Our analysis shows that the instability of the electroweak
vacuum does not have to result in the tragic fate of our Universe leading to
its death.
- Abstract(参考訳): 我々は、準安定な虚偽の真空状態から生まれた宇宙が崩壊せずに生き残ることができる条件を見つけようとする。
発見された条件は、偽の真空状態の時間$t$瞬時減衰率${\it\gamma}(t)$とハッブルパラメータ$h(t)$を結びつける不等式である。
量子準安定状態の崩壊速度の性質を議論し, 得られた条件の可能な解を解析し, 考察した。
モデル内では、準安定な真空状態から生まれた宇宙は、準安定な真空状態の寿命がインフレーション過程の期間よりもずっと短い場合、非常に遅い時間まで生存する可能性が非常に高いことが示されている。
我々の分析によると、エレクトロ弱真空の不安定さは、宇宙の悲劇的な運命を、その死へと導く必要はない。
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