論文の概要: Entanglement of trapped-ion qubits separated by 230 meters
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2208.14907v1
- Date: Wed, 31 Aug 2022 15:07:46 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-01-28 09:06:09.474241
- Title: Entanglement of trapped-ion qubits separated by 230 meters
- Title(参考訳): 230m離隔したイオン量子ビットの絡み合い
- Authors: V. Krutyanskiy, M. Galli, V. Krcmarsky, S. Baier, D. A. Fioretto, Y.
Pu, A. Mazloom, P. Sekatski, M. Canteri, M. Teller, J. Schupp, J. Bate, M.
Meraner, N. Sangouard, B. P. Lanyon, T. E. Northup
- Abstract要約: 230mで分離された2つの原子イオンからなる基本量子ネットワークについて報告する。
各ネットワークノードにおいて、イオンの電子状態は単一の空洞光子の偏光状態と絡み合っている。
我々は、これらのメトリクスを改善するためのルートを分析し、絡み合った量子プロセッサの長距離ネットワークへの道を歩む。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We report on an elementary quantum network of two atomic ions separated by
230 m. The ions are trapped in different buildings and connected with 520(2) m
of optical fiber. At each network node, the electronic state of an ion is
entangled with the polarization state of a single cavity photon; subsequent to
interference of the photons at a beamsplitter, photon detection heralds
entanglement between the two ions. Fidelities of up to $(88.2+2.3-6.0)\%$ are
achieved with respect to a maximally entangled Bell state, with a success
probability of $4 \times 10^{-5}$. We analyze the routes to improve these
metrics, paving the way for long-distance networks of entangled quantum
processors.
- Abstract(参考訳): 230mで分離した2つの原子イオンの量子ネットワークについて報告する。
イオンは異なる建物に閉じ込められ、520(2)mの光ファイバに接続されている。
各ネットワークノードにおいて、イオンの電子状態は、単一のキャビティ光子の偏光状態と絡み合い、ビームスプリッタにおける光子の干渉後、2つのイオン間のヘラルドの絡み合いを検出する。
最大絡み合うベル状態に対して最大$(88.2+2.3-6.0)\%$の忠実度が達成され、成功確率は4\times 10^{-5}$である。
我々は、これらのメトリクスを改善するためのルートを分析し、絡み合った量子プロセッサの長距離ネットワークへの道を歩む。
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