論文の概要: Casimir effect for fermions on the lattice
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2301.08002v1
- Date: Thu, 19 Jan 2023 11:01:20 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-01-20 15:16:55.093690
- Title: Casimir effect for fermions on the lattice
- Title(参考訳): 格子上のフェルミオンに対するカシミール効果
- Authors: Katsumasa Nakayama and Kei Suzuki
- Abstract要約: ウィルソンフェルミオンに対するカシミール効果は、連続ディラックフェルミオンに対するカシミール効果と似ていることを示す。
また、格子上の非相対論的粒子場に対する磁場下でのランダウレベルとカシミール効果の寄与についても検討した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The conventional Casimir effect has been studied in the continuous spacetime,
but to elucidate its counterpart in the lattice space is an important subject.
Here, we discuss various types of Casimir effects for quantum fields on the
lattice. By using a definition of the Casimir energy on the lattice, we show
that the Casimir effect for the Wilson fermion is similar to that for the
continuous Dirac fermion. We apply our definition to an effective Hamiltonian
describing Dirac semimetals, such as Cd$_{3}$As$_{2}$ and Na$_{3}$Bi, and find
an oscillatory behavior of the Casimir energy as a function of film thickness
of semimetals. We also study contributions from Landau levels under magnetic
fields and the Casimir effect for nonrelativistic particle fields on the
lattice.
- Abstract(参考訳): 従来のカシミール効果は連続時空において研究されてきたが、格子空間においてその効果を解明することは重要な主題である。
ここでは格子上の量子場に対する様々な種類のカシミール効果について議論する。
格子上のカシミールエネルギーの定義を用いることで、ウィルソンフェルミオンに対するカシミール効果が連続ディラックフェルミオンと類似していることが示される。
Cd$_{3}$As$_{2}$およびNa$_{3}$Bi のようなディラック半金属を記述する実効ハミルトニアンに我々の定義を適用し、半金属の膜厚の関数としてカシミールエネルギーの振動挙動を求める。
また, 格子上の非相対論的粒子場に対する磁場下でのランドーレベルとカシミール効果からの寄与についても検討した。
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