論文の概要: Summing over Non-singular Paths in Quantum Cosmology
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2304.12024v1
- Date: Mon, 24 Apr 2023 11:48:21 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-25 15:02:23.530436
- Title: Summing over Non-singular Paths in Quantum Cosmology
- Title(参考訳): 量子宇宙論における非特異経路の和
- Authors: Hiroki Matsui
- Abstract要約: 量子重力の経路積分定式化を用いた量子宇宙論におけるデウィットプロパゲータとその波動関数について述べる。
現在、経路積分の定式化におけるデウィット境界条件の明確な定義は存在しない。
DeWittプロパゲータと画像法から導出される波動関数は、量子宇宙論の特定のモデルに対するWheeler-DeWitt方程式の解と一致していることを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: In this paper, we provide the DeWitt propagator and its wave function in
quantum cosmology using the path integral formulation of quantum gravity. The
DeWitt boundary condition is introduced as a way of avoiding the Big Bang
singularity by positing that the wave function of the universe vanishes near
the Big Bang. However, there is currently no clear definition of the DeWitt
boundary condition in the path integral formulation. To address this issue, we
employ the image method, which eliminates singular paths in the forbidden
region of an infinite potential and apply this method to quantum cosmology
based on the Batalin-Fradkin-Vilkovisky formulation of the path integral and
Picard-Lefschetz theory. We investigate the validity of the image method, and
specifically, find that this method is appropriate only when the potential
exhibits symmetry with respect to the boundary. Then, we show that the DeWitt
propagator and the DeWitt wave function derived the image method are consistent
with solutions of the Wheeler-DeWitt equation for specific models of quantum
cosmology.
- Abstract(参考訳): 本稿では,量子重力の経路積分定式化を用いた量子宇宙論におけるデウィットプロパゲータとその波動関数について述べる。
デウィット境界条件は、宇宙の波動関数がビッグバンの近くで消えることを示すことによってビッグバン特異点を避ける方法として導入された。
しかし、経路積分の定式化において、DeWitt境界条件の明確な定義は存在しない。
この問題に対処するために、無限ポテンシャルの禁じられた領域の特異経路を排除し、パス積分のBatalin-Fradkin-Vilkoviskyの定式化とPicard-Lefschetz理論に基づく量子宇宙論にこの手法を適用する。
画像法の有効性について検討し、具体的には、この手法はポテンシャルが境界に関して対称性を示す場合にのみ適切であることを示す。
次に,画像法から導出したデウィット伝播関数とデウィット波動関数は,量子宇宙論の特定のモデルに対するウィーラー・デウィット方程式の解と一致することを示す。
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