論文の概要: Arrow of time and quantum physics
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2305.11709v1
- Date: Fri, 19 May 2023 14:42:51 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-22 14:08:59.477661
- Title: Arrow of time and quantum physics
- Title(参考訳): 時間の矢印と量子物理学
- Authors: Detlev Buchholz and Klaus Fredenhagen
- Abstract要約: 時間の(不可逆の)矢印は、どの系にも固有のものである。
時間の半群作用は、ミンコフスキー空間における時空変換群の作用に一貫して拡張することができる。
時間による状態の量子情報の喪失が決定される。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Based on the hypothesis that the (non-reversible) arrow of time is intrinsic
in any system, no matter how small, the consequences are discussed. Within the
framework of local quantum physics it is shown how such a semi-group action of
time can consistently be extended to that of the group of spacetime
translations in Minkowski space. In presence of massless excitations, however,
there arise ambiguities in the theoretical extensions of the time translations
to the past. The corresponding loss of quantum information on states upon time
is determined. Finally, it is explained how the description of operations in
classical terms combined with constraints imposed by the arrow of time leads to
a quantum theoretical framework. These results suggest that the arrow of time
is fundamental in nature and not merely a consequence of statistical effects on
which the Second Law is based.
- Abstract(参考訳): 可逆的でない)時間の矢印はどのシステムにも固有のものであるという仮説に基づいて、どんなに小さくても結果が議論される。
局所量子物理学の枠組みの中で、そのような時間の半群作用がミンコフスキー空間における時空変換の群に一貫して拡張できることが示される。
しかし、質量のない励起の存在下では、過去への時間翻訳の理論的拡張に曖昧さが生じる。
対応する状態に関する量子情報の時間的損失を判定する。
最後に、古典的な用語による操作の記述と時間の矢印による制約が量子理論の枠組みにどのように結びつくかを説明する。
これらの結果は、時間の矢印は自然界において基本であり、第二法則が基づく統計効果の結果ではないことを示唆している。
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