論文の概要: Ergotropic interpretation of entanglement entropy
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2306.08987v1
- Date: Thu, 15 Jun 2023 09:29:45 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-06-16 15:36:54.423723
- Title: Ergotropic interpretation of entanglement entropy
- Title(参考訳): 絡み合いエントロピーの楕円論的解釈
- Authors: Dominik \v{S}afr\'anek
- Abstract要約: エンタングルメントエントロピー(Entanglement Entropy)は、量子物理学において最も顕著な測度の一つである。
単体抽出作業の観点からは、興味深いエルゴトロピックな解釈があることが示される。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Entanglement entropy is one of the most prominent measures in quantum
physics. We show that it has an interesting ergotropic interpretation in terms
of unitarily extracted work. It determines how much energy one can extract from
a source of pure unknown states by applying unitary operations when only local
measurements can be performed to characterize this source. Additionally,
entanglement entropy sets a limit on the minimal temperature to which these
partially characterized states can be cooled down, by using only unitary
operations.
- Abstract(参考訳): エンタングルメントエントロピーは量子物理学で最も顕著な測度の一つである。
単体抽出作業の観点からは、興味深いエルゴトロピック解釈を持つことを示す。
これは、この源を特徴付けるために局所的な測定しかできない場合にユニタリ操作を適用することにより、純粋な未知の状態の源からどれだけのエネルギーを抽出できるかを決定する。
さらに、絡み合いエントロピーは、ユニタリ操作のみを使用して、これら部分的に特徴付けられる状態が冷却できる最小温度の限界を設定する。
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