論文の概要: The domain wall color code
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2307.00054v1
- Date: Fri, 30 Jun 2023 18:00:06 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-07-05 18:21:52.748542
- Title: The domain wall color code
- Title(参考訳): ドメインウォールカラーコード
- Authors: Konstantin Tiurev, Arthur Pesah, Peter-Jan H. S. Derks, Joschka Roffe,
Jens Eisert, Markus S. Kesselring, and Jan-Michael Reiner
- Abstract要約: 量子誤り訂正カラーコードの新しい変種であるドメインウォールカラーコードを導入する。
この符号は、バイアスノイズを受ける量子ビットに対して、非常に高いコード容量エラー閾値を示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 1.4072064932290225
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We introduce the domain wall color code, a new variant of the quantum
error-correcting color code that exhibits exceptionally high code-capacity
error thresholds for qubits subject to biased noise. In the infinite bias
regime, a two-dimensional color code decouples into a series of repetition
codes, resulting in an error-correcting threshold of 50%. Interestingly, at
finite bias, our color code demonstrates thresholds identical to those of the
noise-tailored XZZX surface code for all single-qubit Pauli noise channels. The
design principle of the code is that it introduces domain walls which permute
the code's excitations upon domain crossing. For practical implementation, we
supplement the domain wall code with a scalable restriction decoder based on a
matching algorithm. The proposed code is identified as a comparably
resource-efficient quantum error-correcting code highly suitable for realistic
noise.
- Abstract(参考訳): 量子誤り訂正カラーコードの新しい変種であるドメインウォールカラーコードを導入し、バイアスドノイズを受ける量子ビットに対して、非常に高い符号容量誤差しきい値を示す。
無限バイアス状態において、2次元カラーコードは一連の繰り返し符号に分離され、エラー訂正しきい値が50%となる。
興味深いことに、有限バイアスにおいて、我々のカラーコードは、全ての単一キュービットパウリノイズチャネルに対するノイズ調整されたXZZX表面コードと同一の閾値を示す。
コードの設計原則は、ドメインの交差時にコードの興奮を透過するドメイン壁を導入することである。
実用的な実装のために、マッチングアルゴリズムに基づいたスケーラブルな制限デコーダでドメインウォールコードを補完する。
提案するコードは、現実的なノイズに適した、リソース効率のよい量子誤り訂正符号として同定される。
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