論文の概要: Thermodynamic precision in the nonequilibrium exchange scenario
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2307.13341v1
- Date: Tue, 25 Jul 2023 08:54:46 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-07-26 17:57:10.490248
- Title: Thermodynamic precision in the nonequilibrium exchange scenario
- Title(参考訳): 非平衡交換シナリオにおける熱力学的精度
- Authors: Donato Farina, Bilal Benazout, Federico Centrone, Antonio Acin
- Abstract要約: 熱力学サイクルの終点としての絡み合った非平衡定常状態の利用について検討する。
我々は,2つの量子ビット間の絡み合いが作業の正確な吸収に果たす役割に光を当てた。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We discuss exchange scenario's thermodynamic uncertainty relations for the
work done on a two-qubit entangled nonequilibrium steady state obtained by
coupling the two qubits and putting each of them in weak contact with a thermal
bath. In this way we investigate the use of entangled nonequilibrium steady
states as end-points of thermodynamic cycles. In this framework, we prove
analytically that for a paradigmatic unitary it is possible to construct an
exchange scenario's thermodynamic uncertainty relation. However, despite
holding in many cases, we also show that such relation ceases to be valid when
considering other suitable unitary quenches. Furthermore, this paradigmatic
example allows us to shed light on the role of the entanglement between the two
qubits for precise work absorption. By considering the projection of the
entangled steady state onto the set of separable states, we provide examples
where such projection implies an increase of the relative uncertainty, showing
the usefulness of entanglement.
- Abstract(参考訳): 両キュービットをカップリングして熱浴に弱い接触で得られる2量子交絡非平衡定常状態における交換シナリオの熱力学的不確実性関係について論じる。
本研究では,熱力学サイクルの終点として絡み合った非平衡定常状態の利用について検討する。
この枠組みでは、パラダイム的ユニタリの場合、交換シナリオの熱力学的不確実性関係を構築することができることを解析的に証明する。
しかし、多くの場合、そのような関係は、他の適切なユニタリ・クエンチを考慮すると有効であることを示す。
さらに、このパラダイム的な例は、2つのキュービット間の絡み合いが正確な作業吸収に果たす役割に光を当てることができる。
分離可能な状態の集合への絡み合った定常状態の射影を考えることにより、そのような射影が相対的不確かさの増加を暗示する例を示し、絡み合いの有用性を示す。
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