論文の概要: Reversible Entanglement Beyond Quantum Operations
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2312.04456v1
- Date: Thu, 7 Dec 2023 17:25:28 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-12-08 13:56:51.620749
- Title: Reversible Entanglement Beyond Quantum Operations
- Title(参考訳): 量子操作を超えた可逆的絡み合い
- Authors: Xin Wang, Yu-Ao Chen, Lei Zhang, Chenghong Zhu
- Abstract要約: 状態伝達に必要な十分条件を確立することにより、正確な絡み合い操作の可逆的理論を導入する。
対数的負性度は、絡み合った状態の変換を決定するための中心的絡み合い尺度として現れることを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 9.828466699951377
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We introduce a reversible theory of exact entanglement manipulation by
establishing a necessary and sufficient condition for state transfer under
trace-preserving transformations that completely preserve the positivity of
partial transpose (PPT). Under these free transformations, we show that
logarithmic negativity emerges as the pivotal entanglement measure for
determining entangled states' transformations, analogous to the role of entropy
in the second law of thermodynamics. Previous results have proven that
entanglement is irreversible under quantum operations that completely preserve
PPT and leave open the question of reversibility for quantum operations that do
not generate entanglement asymptotically. However, we find that going beyond
the complete positivity constraint imposed by standard quantum mechanics
enables a reversible theory of exact entanglement manipulation, which may
suggest a potential incompatibility between the reversibility of entanglement
and the fundamental principles of quantum mechanics.
- Abstract(参考訳): 部分転置(ppt)の正則性を完全に保存するトレース保存変換下での状態移動に必要な十分条件を確立することにより,完全絡み合い操作の可逆理論を導入する。
これらの自由変換の下では、対数ネガティリティは、熱力学の第2法則におけるエントロピーの役割に類似した、絡み合った状態の変換を決定するための重要な絡み合い測度として現れる。
以前の結果は、エンタングルメントがpptを完全に保存し、エンタングルメントを漸近的に生成しない量子演算の可逆性の問題を開放する量子演算の下では不可逆であることが証明されている。
しかし、標準量子力学によって課される完全な正値性制約を超えて、正確な絡み合い操作の可逆理論が可能となり、絡み合いの可逆性と量子力学の基本原理との間の潜在的な非可逆性が示唆される。
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