論文の概要: Time Crystal in the Nonlinear Phonon Mode of the Trapped Ions
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2507.01528v1
- Date: Wed, 02 Jul 2025 09:32:45 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-07-03 14:23:00.129842
- Title: Time Crystal in the Nonlinear Phonon Mode of the Trapped Ions
- Title（参考訳）: トラップされたイオンの非線形フォノンモードにおける時間結晶
- Authors: Yi-Ling Zhan, Chun-Fu Liu, J. -T. Bu, K. -F Cui, S. -L. Su, L. -L. Yan, Gang Chen,
- Abstract要約: 時間結晶は、時間-翻訳対称性の自発的な破れによって定義される新しい物質相を構成する。
トラップイオン系の振動フォノンモードを用いた連続時間結晶の実現手法を提案する。
- 参考スコア（独自算出の注目度）: 2.3303130882225185
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Time crystals constitute a novel phase of matter defined by the spontaneous breaking of time-translation symmetry. We present a scheme for realizing a continuous-time crystal using the vibrational phonon mode of a trapped-ion system. By coupling two addressable standing-wave lasers to individual ions via adiabatic elimination, we generate a nonlinear phonon mode with controllable linear gain ($g$) and nonlinear damping ($\kappa$). This scheme enables stable dissipative dynamics over timescales significantly longer than the oscillation period, leading to the emergence of time-translation symmetry breaking - a time crystal - under specific conditions. Furthermore, we analyze the experimental feasibility and numerically demonstrate this phonon time crystal using experimentally feasible parameters. These results provide a practical scheme for observing a time crystal in a nonlinear phonon mode, which will advance research into time crystals.
- Abstract（参考訳）: 時間結晶は、時間-翻訳対称性の自発的な破れによって定義される新しい物質相を構成する。
トラップイオン系の振動フォノンモードを用いた連続時間結晶の実現手法を提案する。
2つのアドレス可能な定常波レーザーを断熱除去により個々のイオンに結合することにより、制御可能な線形利得(g$)と非線形減衰(\kappa$)の非線形フォノンモードを生成する。
このスキームは、振動周期よりもかなり長い時間スケールでの安定した散逸ダイナミクスを可能にし、特定の条件下での時間-翻訳対称性の破れが出現する。
さらに,実験実現可能性を分析し,実験実現可能なパラメータを用いて,このフォノン時間結晶を数値的に示す。
これらの結果は、非線形フォノンモードで時間結晶を観測するための実用的なスキームを提供し、時間結晶の研究を前進させる。
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