論文の概要: Entanglement swapping for partially entangled qudits and the role of quantum complementarity
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2508.00813v1
- Date: Fri, 01 Aug 2025 17:46:49 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-08-04 18:08:53.975956
- Title: Entanglement swapping for partially entangled qudits and the role of quantum complementarity
- Title(参考訳): 部分的に絡み合った量子ビットに対するエンタングルメントスワッピングと量子相補性の役割
- Authors: Diego S. Starke, Marcos L. W. Basso, Lucas C. Céleri, Jonas Maziero,
- Abstract要約: ESPによる2つの間の平均的な分散絡み合いは、入力ペアの1つの初期絡み合いによって上述されることを示す。
本研究では、ESPにおける量子相補性の役割について論じ、ESPを介して運用可能な絡み合いを局所的に予測可能であるかを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We extend the entanglement swapping protocol (ESP) to partially entangled qudit states and analyze the process within the framework of complete complementarity relations (CCRs). Building on previous results for qubits, we show that the average distributed entanglement between two parties via ESP is bounded above by the initial entanglement of one of the input pairs, and also by the product of the initial entanglements. Notably, we find that using initial states with vanishing local quantum coherence is sufficient to capture the essential features of the protocol, simplifying the analysis. By exploring the cases of qubits and qutrits, we observe that the upper bound on the average distributed entanglement -- expressed in terms of the product of the initial entanglements -- can be improved, and we conjecture what this tighter bound might be. Finally, we discuss the role of quantum complementarity in the ESP and show how local predictability constrains the entanglement that can be operationally distributed via ESP.
- Abstract(参考訳): 我々は、絡み合い交換プロトコル(ESP)を部分的に絡み合ったキューディット状態に拡張し、完全な相補性関係(CCR)の枠組みの中でプロセスを分析する。
従来の量子ビットの計算結果に基づいて、ESPによる2つの間の平均的な分散絡み合いは、入力ペアの1つの初期絡み合いと、初期絡み合いの積によって上界されることを示す。
特に、局所的な量子コヒーレンスを消滅させる初期状態を用いることで、プロトコルの本質的な特徴を捉え、解析を単純化するのに十分であることがわかった。
量子ビットと四重項のケースを探索することにより、初期絡みの積で表される平均的な分散絡みの上限が改善できることを観察し、このより厳密な境界が何であるかを推測する。
最後に、ESPにおける量子相補性の役割について議論し、ESPを介して運用可能な絡み合いを局所的に予測可能であるかを示す。
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