論文の概要: Conditional action and quantum versions of Maxwell's demon
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2003.07087v2
- Date: Tue, 22 Sep 2020 08:25:22 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-29 00:34:55.385934
- Title: Conditional action and quantum versions of Maxwell's demon
- Title(参考訳): 条件付き動作とマクスウェル・デーモンの量子バージョン
- Authors: Heinz-J\"urgen Schmidt
- Abstract要約: 我々は,量子マックスウェルのデーモン問題を条件的作用の観点から見る新しい方法を提案する。
システム上の「条件的行動」とは、以前の測定結果に従って選択された単位時間進化である。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We propose a new way of looking at the quantum Maxwell's demon problem in
terms of conditional action. A "conditional action" on a system is a unitary
time evolution, selected according to the result of a previous measurement,
which can reduce the entropy of the system. However, any conditional action can
be realized by an (unconditional) unitary time evolution of a larger system and
a subsequent L\"uders measurement, whereby the entropy of the entire system is
either increased or remains constant. We give some examples that illustrate and
confirm our proposal, including the erasure of $N$ qubits and the Szilard
engine, thus relating the present approach to the Szilard principle and the
Landauer principle that have been discussed as possible solutions of the
Maxwell's demon problem.
- Abstract(参考訳): 本稿では,量子マックスウェルのデーモン問題に対する条件作用の観点からの新しい見方を提案する。
システム上の「条件的動作」は、前回の計測結果に基づいて選択されたユニタリ時間発展であり、システムのエントロピーを減少させることができる。
しかしながら、任意の条件付き作用は、より大きな系の(無条件の)ユニタリ時間発展とその後のl\"uders測定によって実現され、系全体のエントロピーは増大するか一定のままである。
n$ qubits と szilard engine の消去など,提案の例を示し,確認する。これにより,現在の szilard 原理へのアプローチと,マクスウェルのデーモン問題の可能な限りの解法として議論されてきた landauer の原理に関係している。
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