論文の概要: (Quasi-)Quantization of the electrical, thermal, and thermoelectrical
conductivities in two and three dimensions
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2004.00082v3
- Date: Mon, 29 Mar 2021 10:31:27 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-27 07:34:04.505480
- Title: (Quasi-)Quantization of the electrical, thermal, and thermoelectrical
conductivities in two and three dimensions
- Title(参考訳): (Quasi-)2次元及び3次元の電気・熱・熱電導電率の量子化
- Authors: Jonathan Noky, Johannes Gooth, Yan Sun, and Claudia Felser
- Abstract要約: ホール, サーマルホール, ナーンスト効果を2次元, 3次元で解析・数値的に検討した。
2次元のホールとサーマルホールのコンダクタンスに対する準量子化値を求める。
ネルンストの導電性は一般に定量化されておらず、代わりにエネルギーの積分が普遍的に(準)量子化された熱電量を得るために必要である。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 2.6429854587819075
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The quantum Hall effect in a 2D electron system expresses a topological
invariant, leading to a quantized conductivity. The thermal Hall and
thermoelectric Nernst conductances in two dimensions are also reported to be
quantized in specific systems. However, a comprehensive study of these
quantities within one formalism for quantum Hall systems is so far elusive. In
this work, we investigate the Hall, thermal Hall, and Nernst effects
analytically and numerically in 2D and 3D. In addition to the quantized values
for the Hall and thermal Hall conductances in two dimensions, we also find
quasi-quantized values in three dimensions, which are the related 2D quanta
scaled by a characteristic length. The Nernst conductivity is not generally
quantized. Instead, an integration in energy is required to obtain a
universally (quasi-)quantized thermoelectric quantity.
- Abstract(参考訳): 2次元電子系の量子ホール効果はトポロジカル不変量を示し、量子化された導電率をもたらす。
2次元の熱ホールと熱電ネルンストコンダクタンスも特定の系で量子化されていると報告されている。
しかし、量子ホール系の1つの形式論の中でこれらの量を包括的に研究することは、これまでにない。
本研究では, 2次元および3次元において, ホール, 熱ホール, ネルンスト効果を解析的および数値的に検討する。
2次元のホールの量子化値と熱ホールの伝導率に加えて、3次元の準量子化値も見出す。
ネルンスト伝導度は一般に量子化されない。
代わりに、エネルギーの積分は、普遍的に(準)量子化された熱電量を得るために必要である。
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