論文の概要: Quantum coherence and criticality in irreversible work
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2004.00616v1
- Date: Wed, 1 Apr 2020 17:58:02 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-27 05:35:30.582139
- Title: Quantum coherence and criticality in irreversible work
- Title(参考訳): 可逆作品における量子コヒーレンスと臨界性
- Authors: Adalberto D. Varizi, Andr\'e P. Vieira, Cecilia Cormick, Raphael C.
Drumond and Gabriel T. Landi
- Abstract要約: 駆動プロトコルにおける可逆的な研究は、非平衡熱力学において最も広く研究されている尺度の1つである。
量子システムでは、駆動プロトコルが生成したコヒーレンスにより、不可逆的な研究が、真に量子力学的貢献をもたらすことが示されている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The irreversible work during a driving protocol constitutes one of the most
widely studied measures in non-equilibrium thermodynamics, as it constitutes a
proxy for entropy production. In quantum systems, it has been shown that the
irreversible work has an additional, genuinely quantum mechanical contribution,
due to coherence produced by the driving protocol. The goal of this paper is to
explore this contribution in systems that undergo a quantum phase transition.
Substantial effort has been dedicated in recent years to understand the role of
quantum criticality in work protocols. However, practically nothing is known
about how coherence contributes to it. To shed light on this issue, we study
the entropy production in infinitesimal quenches of the one-dimensional XY
model. For quenches in the transverse field, we find that for finite
temperatures the contribution from coherence can, in certain cases, account for
practically all of the entropy production. At low temperatures, however, the
coherence presents a finite cusp at the critical point, whereas the entropy
production diverges logarithmically. Alternatively, if the quench is performed
in the anisotropy parameter, we find that there are situations where all of the
entropy produced is due to quantum coherences.
- Abstract(参考訳): 駆動プロトコル中の不可逆作用は、エントロピー生成のプロキシを構成するため、非平衡熱力学において最も広く研究されている尺度の一つである。
量子システムでは、駆動プロトコルが生成したコヒーレンスにより、不可逆的な研究が、真に量子力学的貢献をもたらすことが示されている。
本研究の目的は、量子相転移を行うシステムにおけるこの貢献を検討することである。
近年、作業プロトコルにおける量子臨界性の役割を理解するためにかなりの努力がなされている。
しかし、実際にコヒーレンスがどのように貢献するかは分かっていない。
この問題に光を当てるために, 1次元xyモデルの無限小クエンチにおけるエントロピー生成の研究を行った。
横磁場のクエンチの場合、有限温度ではコヒーレンスからの寄与は、ある場合において、実質的にエントロピー生成の全てを考慮することができる。
しかし、低温では、コヒーレンスは臨界点に有限の尖点を示し、エントロピー生成は対数的に発散する。
あるいは、クエンチが異方性パラメータで実行される場合、全てのエントロピーが量子コヒーレンスに起因する状況が存在することが分かる。
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