論文の概要: Casimir-Polder Interaction of an Atom with a Cavity Wall Made of
Phase-Change Material out of Thermal Equilibrium
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2101.06995v1
- Date: Mon, 18 Jan 2021 10:56:05 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-14 21:20:34.014570
- Title: Casimir-Polder Interaction of an Atom with a Cavity Wall Made of
Phase-Change Material out of Thermal Equilibrium
- Title(参考訳): 熱平衡から相変化材料を用いたキャビティ壁と原子とのカシミール-ポルダー相互作用
- Authors: G. L. Klimchitskaya and V. M. Mostepanenko
- Abstract要約: 我々は,He$*$,Na,Cs,Rbの原子と二酸化バナジウム膜でコーティングしたサファイアからなるキャビティ壁との間の熱平衡カシミール・ポリダー相互作用を考察した。
その結果, 相変化壁材の使用は, 力量, 特に力勾配を著しく増大させることがわかった。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We consider the out-of-thermal-equilibrium Casimir-Polder interaction between
atoms of He$^*$, Na, Cs, and Rb and a cavity wall made of sapphire coated with
a vanadium dioxide film which undergoes the dielectric-to-metal phase
transition with increasing wall temperature. Numerical computations of the
Casimir-Polder force and its gradient as the functions of atom-wall separation
and wall temperature are made when the latter exceeds the temperature of the
environment. The obtained results are compared with those in experiment on
measuring the gradient of the Casimir-Polder force between $^{87}$Rb atoms and
a silica glass wall out of thermal equilibrium. It is shown that the use of
phase-change wall material increases significantly the force magnitude and
especially the force gradient, as opposed to the case of dielectric wall.
- Abstract(参考訳): 我々は,He$^*$,Na,Cs,Rbの原子と,二酸化バナジウム膜でコーティングされたサファイアのキャビティウォールとの間の熱平衡なカシミール・ポリダー相互作用を,壁温度の増加とともに誘電-金属相転移を経ると考えている。
原子壁分離と壁温度の関数としてのカシミール・ポルダー力とその勾配の数値計算は、後者が環境温度を超えるときに行う。
その結果, カシミール・ポルダー力の測定実験において, 熱平衡を欠く石英ガラス壁と$^{87}$Rb原子の勾配を測定した結果と比較した。
また, 相変化壁材の使用は, 誘電体壁の場合と異なり, 力の大きさ, 特に力勾配を大きく増加させることが示された。
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