論文の概要: Nernst heat theorem for the Casimir-Polder interaction between a
magnetizable atom and ferromagnetic dielectric plate
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2003.10101v1
- Date: Mon, 23 Mar 2020 07:02:59 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-28 07:45:53.602498
- Title: Nernst heat theorem for the Casimir-Polder interaction between a
magnetizable atom and ferromagnetic dielectric plate
- Title(参考訳): 磁化可能な原子と強磁性誘電体プレート間のカシミール・ポルダー相互作用のNernst熱定理
- Authors: C. C. Korikov and V. M. Mostepanenko
- Abstract要約: 強磁性誘電体材料からなる板と相互作用する偏光性および磁化性原子に対するカシミール・ポルダー自由エネルギーの低温挙動を調べた。
対応するカシミール・ポルダーエントロピーは消滅温度でゼロとなること、すなわち、プレート材料のdc伝導率が計算で無視されている場合、ネルンスト熱定理が満たされることが示されている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We find the low-temperature behavior of the Casimir-Polder free energy for a
polarizable and magnetizable atom interacting with a plate made of
ferromagnetic dielectric material. It is shown that the corresponding
Casimir-Polder entropy goes to zero with vanishing temperature, i.e., the
Nernst heat theorem is satisfied, if the dc conductivity of the plate material
is disregarded in calculations. If the dc conductivity is taken into account,
the Nernst theorem is violated. These results are discussed in light of recent
experiments.
- Abstract(参考訳): 強磁性誘電体材料からなる板と相互作用する偏光・磁化性原子に対するカシミール-ポルダー自由エネルギーの低温挙動を見いだした。
対応するカシミール・ポルダーエントロピーは消滅温度でゼロとなること、すなわち、プレート材料のdc伝導率が計算で無視されている場合、ネルンスト熱定理が満たされることが示されている。
dc の導電性を考慮すると、ネルンストの定理は破られる。
これらの結果は最近の実験に照らして論じられている。
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