論文の概要: Improving the accuracy of the energy estimation by combining quantum
annealing with classical computation
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2102.05323v1
- Date: Wed, 10 Feb 2021 08:52:39 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-12 00:59:15.706253
- Title: Improving the accuracy of the energy estimation by combining quantum
annealing with classical computation
- Title(参考訳): 量子アニールと古典計算を組み合わせたエネルギー推定精度の向上
- Authors: Takashi Imoto, Yuya Seki, Yuichiro Matsuzaki, Shiro Kawabata
- Abstract要約: ハミルトンの基底状態エネルギーを化学的精度で推定することが不可欠である。
本稿では,量子アニールと古典計算を組み合わせることにより,基底状態エネルギーの推定精度を向上させる方法を提案する。
予測値とQA後の状態エネルギーの分散がしきい値よりも小さい場合、QAは前提状態エネルギーの予測値よりも良い推定値を与える。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Quantum chemistry calculations are important applications of quantum
annealing. For practical applications in quantum chemistry, it is essential to
estimate a ground state energy of the Hamiltonian with chemical accuracy.
However, there are no known methods to guarantee the accuracy of the estimation
of the energy calculated by quantum annealing. Here, we propose a way to
improve the accuracy of the estimate of the ground state energy by combining
quantum annealing with classical computation. In our scheme, before running the
QA, we need a pre-estimation of the energies of the ground state and first
excited state with some error bars (corresponding to possible estimation error)
by performing classical computation with some approximations. We show that, if
an expectation value and variance of the energy of the state after the QA are
smaller than certain threshold values (that we can calculate from the
pre-estimation), the QA provides us with a better estimate of the ground state
energy than that of the pre-estimation. Since the expectation value and
variance of the energy can be experimentally measurable by the QA, our results
pave the way for accurate estimation of the ground state energy with the QA.
- Abstract(参考訳): 量子化学計算は量子アニールの重要な応用である。
量子化学における実用的な応用には、ハミルトニアンの基底状態エネルギーを化学精度で推定することが不可欠である。
しかし、量子アニールによって計算されたエネルギーの推定精度を保証するための既知の方法はない。
本稿では,量子アニーリングと古典計算を組み合わせることにより,基底状態エネルギーの推定精度を向上させる手法を提案する。
提案手法では,QAを実行する前に,いくつかの近似を用いて古典計算を行うことにより,いくつかの誤差バー(推定誤差に対応する)で基底状態と最初の励起状態のエネルギーを事前推定する必要がある。
予測値とQA後の状態エネルギーの分散が、あるしきい値よりも小さい場合(事前推定から計算できる)、QAは、事前推定よりも基底状態エネルギーのより良い推定値を提供する。
予測値とエネルギーのばらつきをQAにより実験的に測定できるので,この結果から,QAによる基底状態エネルギーの正確な推定方法について検討した。
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