論文の概要: Simulation of indirect 13C-13C J-coupling tensors in diamond clusters
hosting the NV center
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2204.14054v1
- Date: Fri, 29 Apr 2022 12:49:21 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-15 03:59:03.006139
- Title: Simulation of indirect 13C-13C J-coupling tensors in diamond clusters
hosting the NV center
- Title(参考訳): NV中心をホストするダイヤモンドクラスターにおける間接13C-13CJカップリングテンソルのシミュレーション
- Authors: A. Nizovtsev, A. Pushkarchuk, S. Kuten, D. Michels, D. Lyakhov, N.
Kargin, S. Kilin
- Abstract要約: フルテンソルnJKL (K,L=X,Y,Z) を初めてシミュレートし, H末端のダイヤモンド状クラスターにおける核スピン13Cのn結合J結合を記述する。
また,NV中心の存在は,特にNV中心の空隙付近に位置する13C-13C対の場合,J結合特性に影響を及ぼすことが示された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Using the ORCA 5.0.2 software package we have simulated for a first time the
full tensors nJKL (K,L=X,Y,Z), describing n-bond J-coupling of nuclear spins
13C in H-terminated diamond-like clusters C10H16 (adamantane) and C35H36 as
well as in the cluster C33[NV-]H36 hosting the negatively charged NV- center.
We found that, in addition to usually considered isotropic scalar nJ-coupling
constant the anisotropic contributions to the nJ-coupling tensor are essential.
We have also shown that the presence of the NV center affects the J-coupling
characteristics, especially in the case of 13C-13C pairs located near the
vacancy of the NV center.
- Abstract(参考訳): ORCA 5.0.2ソフトウェアパッケージを用いて、H末端のダイヤモンド状クラスターC10H16(アダマンタン)とC35H36の核スピン13Cのn結合J結合を記述するフルテンソルnJKL(K,L=X,Y,Z)を初めてシミュレートした。
我々は、通常考慮される等方性スカラーnJカップリング定数に加えて、nJカップリングテンソルに対する異方性寄与が不可欠であることを示した。
また,NV中心の存在は,特にNV中心の空隙付近に位置する13C-13C対の場合,J結合特性に影響を及ぼすことが示された。
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