論文の概要: Sensitivity of entanglement measures in bipartite pure quantum states
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2206.13180v1
- Date: Mon, 27 Jun 2022 10:46:29 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-07 21:27:04.312319
- Title: Sensitivity of entanglement measures in bipartite pure quantum states
- Title(参考訳): 2成分純量子状態における絡み合い測度の感度
- Authors: Danko D. Georgiev, Stanley P. Gudder
- Abstract要約: 絡み合い測度は、量子状態に含まれる量子絡み合いの量を定量化する。
バイパルタイト純量子状態のシュミット分解に基づく4つのエンタングルメント測度の正規化版間の部分順序について検討した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Entanglement measures quantify the amount of quantum entanglement that is
contained in quantum states. Typically, different entanglement measures do not
have to be partially ordered. The presence of a definite partial order between
two entanglement measures for all quantum states, however, allows for
meaningful conceptualization of sensitivity to entanglement, which will be
greater for the entanglement measure that produces the larger numerical values.
Here, we have investigated the partial order between the normalized versions of
four entanglement measures based on Schmidt decomposition of bipartite pure
quantum states, namely, concurrence, tangle, entanglement robustness and
Schmidt number. We have shown that among those four measures, the concurrence
and the Schmidt number have the highest and the lowest sensitivity to quantum
entanglement, respectively. Further, we have demonstrated how these measures
could be used to track the dynamics of quantum entanglement in a simple quantum
toy model composed of two qutrits. Lastly, we have employed state-dependent
entanglement statistics to compute measurable correlations between the outcomes
of quantum observables in agreement with the uncertainty principle. The
presented results could be helpful in quantum applications that require
monitoring of the available quantum resources for sharp identification of
temporal points of maximal entanglement or system separability.
- Abstract(参考訳): 絡み合い測定は、量子状態に含まれる量子絡み合いの量を定量化する。
通常、異なる絡み合い測度を部分的に順序付けする必要はない。
しかしながら、全ての量子状態に対する2つの絡み合い測度の間の明確な部分順序の存在は、より大きい数値を生成する絡み合い測度においてより大きいエンタングルメントに対する感受性の有意義な概念化を可能にする。
そこで本研究では,二成分純量子状態のシュミット分解に基づく4つのエンタングルメント測度の正規化版間の部分次数,すなわち共起,絡み合い,エンタングルネス,シュミット数について検討した。
これらの4つの測度のうち、コンカレンスとシュミット数はそれぞれ、量子絡みに対する最も高い感度と最も低い感度を持つことを示した。
さらに、これらの測定方法を用いて、2つのキュートリットからなる単純な量子玩具モデルにおいて量子絡み合いのダイナミクスを追跡できることを示した。
最後に,不確実性原理に則って,量子観測結果間の測定可能な相関を計算するために,状態依存の絡み合い統計を用いた。
提案した結果は、最大絡み合いやシステム分離性の時間的点を鋭く識別するために利用可能な量子資源のモニタリングを必要とする量子アプリケーションで役立つ。
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