論文の概要: Cooling with fermionic reservoir
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2207.08862v1
- Date: Mon, 18 Jul 2022 18:17:00 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-04 15:31:31.559912
- Title: Cooling with fermionic reservoir
- Title(参考訳): フェルミオン貯水池による冷却
- Authors: Gabriella G. Damas, Rog\'erio J. de Assis, Norton G. de Almeida
- Abstract要約: 本研究では, ホウ素あるいはフェルミオンの貯水池の存在下で作動する熱冷凍機について比較検討を行い, フェルミオンの貯水池はホウ素よりも有利であることを示した。
本稿では, 量子ビットの状態の挙動とこれらの量子ビットとそれぞれの貯水池の交換速度を解析することにより, これらの利点の起源を説明する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/
- Abstract: Recently, much emphasis has been given to genuinely quantum reservoirs
generically called fermionic reservoirs. These reservoirs are characterized by
having finite levels, as opposed to bosonic reservoirs, which have infinite
levels that can be populated via an increase in temperature. Given this, some
studies are being carried out to explore the advantages of using quantum
reservoirs, in particular in the operation of heat machines. In this work, we
make a comparative study of a thermal refrigerator operating in the presence of
either a bosonic or a fermionic reservoir, and we show that fermionic
reservoirs have advantages over bosonic ones. We propose an explanation for the
origin of these advantages by analyzing both the asymptotic behavior of the
states of the qubits and the exchange rates between these qubits and their
respective reservoirs.
- Abstract(参考訳): 近年、フェルミオン貯水池(fermionic reservoirs)と呼ばれる真の量子貯水池が注目されている。
これらの貯水池は、温度上昇によって蓄積できる無限のレベルを持つボソニック貯水池とは対照的に、有限のレベルを持つことを特徴とする。
このことから、特に熱機械の動作において、量子貯水池を使うことの利点を探求するために、いくつかの研究が行われている。
本研究は, ボソニックまたはフェルミオン系貯留層の存在下で作動する熱冷凍機の比較研究を行い, フェルミオン系貯留層はボソニック系よりも優れていることを示した。
本稿では, 量子ビットの状態の漸近挙動とこれらの量子ビットとそれぞれの貯水池の交換速度を解析することにより, これらの利点の起源を説明する。
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