論文の概要: Indefinite causal order is not always a resource for thermodynamic
processes
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2208.03205v1
- Date: Fri, 5 Aug 2022 14:41:49 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-02 04:46:17.158280
- Title: Indefinite causal order is not always a resource for thermodynamic
processes
- Title(参考訳): 不定因数順序は熱力学過程の資源であるとは限らない
- Authors: Matheus Capela, Harshit Verma, Fabio Costa and Lucas Chibebe C\'eleri
- Abstract要約: 不定因数次は、量子高次変換の研究において重要な特徴である。
我々は、非マルコフ過程、因果的に順序付けられた高次変換が存在し、量子スイッチで得られた結果よりも優れていることを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Indefinite causal order is a key feature involved in the study of quantum
higher order transformations. Recently, intense research has been focused on
possible advantages related to the lack of definite causal order of quantum
processes. Quite often the quantum switch is claimed to provide advantages in
information-theoretic and thermodynamic tasks. We address here the question
whether indefinite causal order is a resource for quantum thermodynamics.
Inspired by previous results in the literature taking free energy and ergotropy
as the figures of merit, we propose a framework for properly comparing the
thermodynamic value of processes by comparing higher order transformations of
the same type, and show that for the tasks considered here indefinite causal
order is not necessary for thermodynamic advantages. More specifically, we show
that there is a non-Markovian process, a causally ordered higher-order
transformation, outperforming the results obtained for the quantum switch. We
also discuss a possible way to study the advantages that may arise from
indefinite causal order in a general scenario.
- Abstract(参考訳): 不定因果順序は、量子高次変換の研究における重要な特徴である。
近年、量子プロセスの明確な因果順序の欠如に関連する利点について、強い研究がなされている。
量子スイッチはしばしば、情報理論と熱力学のタスクに利点をもたらすと主張される。
ここでは、不定因数順序が量子熱力学の資源であるかどうかを問う。
本研究は,自由エネルギーとエルゴトロピーを長所とする文献のこれまでの成果に触発されて,同タイプの高次変換を比較することにより,プロセスの熱力学的価値を適切に比較するための枠組みを提案する。
具体的には、非マルコフ過程、因果的に順序付けられた高次変換が存在し、量子スイッチで得られた結果よりも優れていることを示す。
また,一般的なシナリオにおいて,不定因果順序から生じる可能性のある利点について検討する方法についても検討する。
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