論文の概要: Experimental Correlation-Boosted Quantum Engine
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2211.11449v1
- Date: Mon, 21 Nov 2022 13:38:54 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-01-17 23:24:16.860454
- Title: Experimental Correlation-Boosted Quantum Engine
- Title(参考訳): 実験的相関ブースト量子エンジン
- Authors: Marcela Herrera, John H. Reina, Irene D'Amico, Roberto M. Serra
- Abstract要約: 2量子量子相関型SWAPヒートエンジンを実装し,標準カルノット限界を超える効率を実現する。
実効エネルギーギャップと温度を調整し,エンジンの効率向上を実験的に実証した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We design and experimentally implement a two-qubit quantum correlated SWAP
heat engine that allows to achieve an efficiency above the standard Carnot
limit, and to boost the amount of extractable work, in a wider qubit energy-gap
ratio window, with respect to engine's cycle in the absence of initial qubit
correlations. The boosted efficiency arises from a trade-off between the
entropy production and the consumption of quantum correlations during the full
thermodynamic cycle. We derive a generalized second-law limit and
experimentally demonstrate the engine efficiency enhancement by tailoring the
qubits effective energy gap and temperature, using an IBM quantum processor.
- Abstract(参考訳): 本研究では,2量子相関型SWAPヒートエンジンの設計と実験により,通常のカルノット限界を超える効率を実現し,初期量子ビット相関が存在しない場合のエンジンサイクルに関して,より広い量子ビットエネルギーギャップ比窓において抽出可能な作業量を増やすことができる。
促進された効率は、エントロピー生成と全熱力学サイクル中の量子相関の消費の間のトレードオフから生じる。
一般化された第2法則の限界を導出し,IBM量子プロセッサを用いて実効エネルギーギャップと温度を調整し,エンジン効率の向上を実験的に実証する。
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