論文の概要: Quantum Ergotropy and Quantum Feedback Control
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2303.04977v1
- Date: Thu, 9 Mar 2023 01:31:44 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-10 16:32:09.289278
- Title: Quantum Ergotropy and Quantum Feedback Control
- Title(参考訳): 量子エルゴトロピーと量子フィードバック制御
- Authors: Kenta Koshihara, Kazuya Yuasa
- Abstract要約: 一般量子演算による有限次元量子系へのエネルギー抽出と充電について検討する。
ユニタリ量子演算によるエネルギー変化は、ユニタリ量子演算に対するエルゴトロピー/チャージバウンドによって制限されることを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We study the energy extraction from and charging to a finite-dimensional
quantum system by general quantum operations. We prove that the changes in
energy induced by unital quantum operations are limited by the
ergotropy/charging bound for unitary quantum operations. This implies that, in
order to break the ergotropy/charging bound for unitary quantum operations, one
needs to perform a quantum operation with feedback control. We also show that
the ergotropy/charging bound for unital quantum operations, applied to initial
thermal equilibrium states, is tighter than the inequality representing the
standard second law of thermodynamics.
- Abstract(参考訳): 一般量子演算による有限次元量子系へのエネルギー抽出と充電について検討する。
単位量子演算によるエネルギー変化は、ユニタリ量子演算に対するエルゴトロピー/チャージ境界によって制限されることを示す。
これは、ユニタリ量子演算のエルゴトロピー/チャージ境界を破るために、フィードバック制御を伴う量子演算を実行する必要があることを意味する。
また,初期熱平衡状態に適用した単位的量子演算のエルゴトロピー/チャージ境界は,熱力学の標準第二法則を表す不等式よりも厳密であることを示した。
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