論文の概要: Quantum entanglement of masses with non-local gravitational interaction
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2303.17640v1
- Date: Thu, 30 Mar 2023 18:14:28 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-03 16:25:33.479932
- Title: Quantum entanglement of masses with non-local gravitational interaction
- Title(参考訳): 非局所重力相互作用を持つ質量の量子絡み合い
- Authors: Ulrich K. Beckering Vinckers, \'Alvaro de la Cruz-Dombriz and Anupam
Mazumdar
- Abstract要約: 非零運動量を持つ等質量の2つの試験粒子を記述したエネルギー-運動量テンソルを考える。
自己相互作用項による重力エネルギーの変化は有限である。
量子重力による質量の絡み合いを2つの異なるシナリオで研究する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We examine the quantum gravitational entanglement of two test masses in the
context of linearized General Relativity with specific non-local interaction
with matter. To accomplish this, we consider an energy-momentum tensor
describing two test particles of equal mass with each possessing some non-zero
momentum. After discussing the quantization of the linearized theory, we
compute the gravitational energy shift which is operator-valued in this case.
As compared to the local gravitational interaction, we find that the change in
the gravitational energy due to the self-interaction terms is finite. We then
move on to study the quantum gravity induced entanglement of masses for two
different scenarios. The first scenario involves treating the two test masses
as harmonic oscillators with an interaction Hamiltonian given by the aforesaid
gravitational energy shift. In the second scenario, each of the test masses is
placed in a quantum spatial superposition of two locations, based on their
respective spin states, and their entanglement being induced by the
gravitational interaction and the shift in the vacuum energy. For these two
scenarios, we compute both the concurrence and the von Neumann entropy; showing
that an increase in the non-locality of the gravitational interaction results
in a decrease in both of these quantities.
- Abstract(参考訳): 一般相対性理論と物質との特定の非局所相互作用の文脈における2つの実験質量の量子的重力絡みについて検討する。
これを達成するために、等質量の2つの試験粒子を記述するエネルギー-運動量テンソルを考える。
線形化理論の量子化について論じた後、この場合作用素値である重力エネルギーシフトを計算する。
局所的な重力相互作用と比較すると、自己相互作用項による重力エネルギーの変化は有限であることが分かる。
次に、2つの異なるシナリオに対して量子重力による質量の絡み合いを研究する。
第一のシナリオは、2つのテスト質量を重力エネルギーシフトによって与えられる相互作用ハミルトニアンと調和振動子として扱うことである。
2つ目のシナリオでは、それぞれのテスト質量はそれぞれのスピン状態に基づいて2つの位置の量子空間重ね合わせに置かれ、それらの絡み合いは重力相互作用と真空エネルギーのシフトによって引き起こされる。
これら2つのシナリオに対して、コンカレンスとフォン・ノイマンエントロピーを計算し、重力相互作用の非局所性の増加がこれらの量の両方を減少させることを示した。
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