論文の概要: Strong enhancement of superconductivity on finitely ramified fractal
lattices
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2310.11497v2
- Date: Tue, 9 Jan 2024 13:28:38 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-01-10 19:44:04.364483
- Title: Strong enhancement of superconductivity on finitely ramified fractal
lattices
- Title(参考訳): 有限分岐フラクタル格子上の超伝導の強増強
- Authors: Askar A. Iliasov, Mikhail I. Katsnelson, Andrey A. Bagrov
- Abstract要約: Sierpinskiガスケット(三角形)とカーペット(四角)格子を例として,フラクタル超伝導体の特性について検討した。
Sierpinskiガスケットの場合、基礎となる結晶格子のフラクタル幾何学が超伝導に強く有用であることを示す。
対照的に、シエピンスキーのカーペット幾何学は顕著な効果をもたらすものではなく、通常の正方格子と比較して大きな違いは見つからない。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Using the Sierpinski gasket (triangle) and carpet (square) lattices as
examples, we theoretically study the properties of fractal superconductors. For
that, we focus on the phenomenon of $s$-wave superconductivity in the Hubbard
model with attractive on-site potential and employ the Bogoliubov-de Gennes
approach and the theory of superfluid stiffness. For the case of the Sierpinski
gasket, we demonstrate that fractal geometry of the underlying crystalline
lattice can be strongly beneficial for superconductivity, not only leading to a
considerable increase of the critical temperature $T_c$ as compared to the
regular triangular lattice but also supporting macroscopic phase coherence of
the Cooper pairs. In contrast, the Sierpinski carpet geometry does not lead to
pronounced effects, and we find no substantial difference as compared with the
regular square lattice. We conjecture that the qualitative difference between
these cases is caused by different ramification properties of the fractals.
- Abstract(参考訳): Sierpinskiガスケット(三角形)およびカーペット(四角)格子を例として、フラクタル超伝導体の特性を理論的に研究する。
そこで我々は, 魅力的なオンサイトポテンシャルを持つHubbardモデルにおける$s$-wave超伝導現象に着目し, Bogoliubov-de Gennesアプローチと超流動剛性理論を用いた。
Sierpinskiガスケットの場合、下層の結晶格子のフラクタル幾何が超伝導に強く寄与することを示し、通常の三角形格子に比べて臨界温度$T_c$が著しく上昇するだけでなく、クーパー対のマクロ位相コヒーレンスも支持することを示した。
対照的に、シエピンスキーのカーペット幾何学は明らかな効果をもたらすものではなく、通常の正方格子と比較して大きな違いは見つからない。
これらの場合の定性的差はフラクタルの異なる分岐特性によって生じると推測する。
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