論文の概要: Quantum thermodynamics for general bipartite interacting autonomous systems
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2409.17423v1
- Date: Wed, 25 Sep 2024 23:20:19 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-09-28 23:50:22.777437
- Title: Quantum thermodynamics for general bipartite interacting autonomous systems
- Title(参考訳): 一般二部相互作用自律系の量子熱力学
- Authors: Fabricio Toscano, Diego A. Wisniacki,
- Abstract要約: サブシステムの内部エネルギーは相互作用する量子系ではよく定義されていない。
サブシステム進化を記述するマスター方程式が最小散逸の原理に従うことを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The internal energy of individual subsystems is not well defined in interacting quantum systems, leading to ambiguities in the definition of thermodynamic quantities. Applying the Schmidt basis formalism to general bipartite autonomous quantum systems, we demonstrate that the master equation describing subsystem evolution adheres to the principle of minimal dissipation. This enables to define internal energy of each subsystem in a consistent way. Moreover, by utilizing general aspects of open quantum systems, we show that this master equation is unique. We analyze heat and work for each subsystem as derived from this formalism, providing deeper insights into the thermodynamics of interacting quantum systems.
- Abstract(参考訳): 個々のサブシステムの内部エネルギーは相互作用する量子系では十分に定義されておらず、熱力学量の定義における曖昧さをもたらす。
シュミット基底形式を一般二部量子系に適用することにより、サブシステム進化を記述するマスター方程式が最小散逸の原理に従うことを実証する。
これにより、各サブシステムの内部エネルギーを一貫した方法で定義することができる。
さらに、オープン量子系の一般的な側面を利用することで、このマスター方程式が一意であることを示す。
この形式から導かれる各サブシステムの熱と働きを分析し、相互作用する量子系の熱力学に関する深い洞察を提供する。
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