論文の概要: Initial-State Dependence of Thermodynamic Dissipation for any Quantum
Process
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2002.11425v3
- Date: Thu, 25 Feb 2021 09:56:36 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-06-01 21:25:49.271661
- Title: Initial-State Dependence of Thermodynamic Dissipation for any Quantum
Process
- Title(参考訳): 量子過程における熱力学的散逸の初期状態依存性
- Authors: Paul M. Riechers and Mile Gu
- Abstract要約: 任意の時間スケールでの開量子系の非平衡熱力学に関する新しい正確な結果を示す。
固定された初期環境を持つ任意の有限時間過程に対して、系の区別の収縮がその熱力学的散逸を正確に定量化することを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: New exact results about the nonequilibrium thermodynamics of open quantum
systems at arbitrary timescales are obtained by considering all possible
variations of initial conditions of a system, its environment, and correlations
between them. First we obtain a new quantum-information theoretic equality for
entropy production, valid for an arbitrary initial joint state of system and
environment. For any finite-time process with a fixed initial environment, we
then show that the contraction of the system's distinction -- relative to the
minimally dissipative state -- exactly quantifies its thermodynamic
dissipation. The quantum component of this dissipation is the change in
coherence relative to the minimally dissipative state. Implications for quantum
state preparation and local control are explored. For nonunitary processes --
like the preparation of any particular quantum state -- we find that mismatched
expectations lead to divergent dissipation as the actual initial state becomes
orthogonal to the anticipated one.
- Abstract(参考訳): 任意の時間スケールでの開量子系の非平衡熱力学に関する新しい正確な結果は、系の初期条件、その環境、およびそれらの相関の全ての可能な変動を考慮に入れて得られる。
まず、エントロピー生成のための新しい量子情報理論等式を求め、システムと環境の任意の初期結合状態に有効である。
固定初期環境を持つ任意の有限時間過程に対して、系の区別(最小散逸状態に対する)の収縮がその熱力学的散逸を正確に定量化することを示す。
この散逸の量子成分は、最小散逸状態に対するコヒーレンスの変化である。
量子状態の準備と局所制御について考察する。
特定の量子状態の準備のように、非単位過程では、実際の初期状態が予想される状態と直交するにつれて、不一致な期待が散逸する。
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