論文の概要: Quantum work statistics with initial coherence
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2007.00042v1
- Date: Tue, 30 Jun 2020 18:15:34 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-12 01:06:34.189682
- Title: Quantum work statistics with initial coherence
- Title(参考訳): 初期コヒーレンスによる量子作業統計
- Authors: Mar\'ia Garc\'ia D\'iaz, Giacomo Guarnieri, and Mauro Paternostro
- Abstract要約: 作業の最初の2つのモーメント、作業のばらつきと平均エントロピー生成の差は、そのような初期コヒーレンスの観点からキャストできることが示される。
平均エントロピー生成はMargenau-Hillフレームワークにおいて負の値を取ることができることを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The Two Point Measurement scheme for computing the thermodynamic work
performed on a system requires it to be initially in equilibrium. The
Margenau-Hill scheme, among others, extends the previous approach to allow for
a non-equilibrium initial state. We establish a quantitative comparison between
both schemes in terms of the amount of coherence present in the initial state
of the system, as quantified by the $l_1$-coherence measure. We show that the
difference between the two first moments of work, the variances of work and the
average entropy production obtained in both schemes can be cast in terms of
such initial coherence. Moreover, we prove that the average entropy production
can take negative values in the Margenau-Hill framework.
- Abstract(参考訳): システム上での熱力学的作業を計算するための2点測定スキームは、当初は平衡状態である必要がある。
マーゲナウ・ヒルのスキームは、非平衡初期状態を可能にするために以前のアプローチを拡張している。
我々は,システムの初期状態に存在するコヒーレンス量を$l_1$-コヒーレンス測度で定量化することにより,両スキームの定量的比較を確立する。
両スキームで得られた作業の最初の2つのモーメント,作業のばらつき,および平均エントロピー生成の差を,そのような初期コヒーレンスの観点から考えることができることを示す。
さらに,マルゲナウ・ヒルフレームワークにおいて平均エントロピー生成が負の値を取ることを証明した。
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