論文の概要: Negativity of the Casimir self-entropy in spherical geometries
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2102.00241v1
- Date: Sat, 30 Jan 2021 15:27:02 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-13 06:54:09.590813
- Title: Negativity of the Casimir self-entropy in spherical geometries
- Title(参考訳): 球面幾何学におけるカシミール自己エントロピーの負性
- Authors: Yang Li, Kimball A. Milton, Prachi Parashar, and Lujun Hong
- Abstract要約: 完全な導体であっても、量子/熱的ゆらぎによる相互作用カシミールエントロピーは負であることが、しばらくの間認識されてきた。
この結果は、身体の自己エントロピーがこの負の相互作用エントロピーをキャンセルし、正の完全なエントロピーをもたらすと考えられていたため、問題とは考えられなかった。
本稿では,Abel-Plana式に基づく物理・数学的手法の改良により,これらの問題を再検討し,任意の温度と結合に関する数値結果を示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 3.5705996014804273
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: It has been recognized for some time that even for perfect conductors, the
interaction Casimir entropy, due to quantum/thermal fluctuations, can be
negative. This result was not considered problematic because it was thought
that the self-entropies of the bodies would cancel this negative interaction
entropy, yielding a total entropy that was positive. In fact, this cancellation
seems not to occur. The positive self-entropy of a perfectly conducting sphere
does indeed just cancel the negative interaction entropy of a system consisting
of a perfectly conducting sphere and plate, but a model with weaker coupling in
general possesses a regime where negative self-entropy appears. The physical
meaning of this surprising result remains obscure. In this paper we re-examine
these issues, using improved physical and mathematical techniques, partly based
on the Abel-Plana formula, and present numerical results for arbitrary
temperatures and couplings, which exhibit the same remarkable features.
- Abstract(参考訳): 完全導体であっても、量子・熱ゆらぎによる相互作用カシミールエントロピーは負であることが、しばらくの間認識されてきた。
この結果は、身体の自己エントロピーがこの負の相互作用エントロピーをキャンセルし、正の完全なエントロピーをもたらすと考えられていたため、問題とは考えられなかった。
実際、このキャンセルは発生しないようだ。
完全導電球の正の自己エントロピーは、単に完全導電球とプレートからなる系の負の相互作用エントロピーを相殺するが、一般に弱い結合を持つモデルは負の自己エントロピーが現れるような構造を持つ。
この驚くべき結果の物理的意味はいまだ不明である。
本稿では,abel-plana公式に基づく物理および数学的手法の改良を用いて,これらの問題を再検討し,任意の温度とカップリングの数値計算を行い,同様の特徴を示す。
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