論文の概要: Complex angular momentum theory of state-to state integral cross
sections: resonance effects in the F+HD->HF(v'=3)+D reaction
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2204.05849v1
- Date: Tue, 12 Apr 2022 14:51:08 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-17 05:35:48.226413
- Title: Complex angular momentum theory of state-to state integral cross
sections: resonance effects in the F+HD->HF(v'=3)+D reaction
- Title(参考訳): 状態から状態への積分断面の複素角運動量理論:F+HD->HF(v'=3)+D反応における共鳴効果
- Authors: D. Sokolovski, E. Akhmatskaya, C. Echeverra-Arrondo, and D. De Fazio
- Abstract要約: 状態から状態への反応性積分断面積(ICS)は、しばしば量子力学的共鳴によって影響を受ける。
我々はICS Reggeパッケージを初めて使用し、積分断面に対して予測される共鳴パターンを詳細に分析した。
これらのエネルギーに対して、ICSへの寄与は対称および非対称のファノ形状から滑らかな正弦波レジージ振動まで様々である。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: State-to-state reactive integral cross sections (ICS) are often affected by
quantum mechanical resonances, especially at relatively low energies. An ICS is
usually obtained by summing partial waves at a given value of energy. For this
reason, the knowledge of pole positions and residues in the complex energy
plane is not sufficient for a quantitative description of the patterns produced
by a resonance. Such description is available in terms of the poles of an
S-matrix element in the complex plane of the total angular momentum. The
approach was recently implemented in a computer code ICS_Regge, available in
the public domain [Comp. Phys. Comm. 185 (2014) 2127]. In this paper, we employ
the ICS Regge package to analyse in detail, for the first time, the resonance
patterns predicted for the integral cross sections (ICS) of the benchmark
F+HD->HF(v'=3)+D reaction. The v = 0, j = 0, Omega = 0 -> v' = 3, j'= 0,1,2,
and Omega' = 0,1,2 transitions are studied for collision energies from 58.54 to
197.54 meV. For these energies, we find several resonances, whose contributions
to the ICS vary from symmetric and asymmetric Fano shapes to smooth sinusoidal
Regge oscillations. Complex energies of metastable states and Regge pole
positions and residues are found by Pad /'e reconstruction of the scattering
matrix elements. Accuracy of the ICS Regge code, relation between complex
energies and Regge poles, various types of Regge trajectories, and the origin
of the J-shifting approximation are also discussed.
- Abstract(参考訳): 状態間反応性積分断面(ICS)はしばしば量子力学的共鳴、特に比較的低いエネルギーで影響を受ける。
ICSは通常、与えられたエネルギーの値で部分波を和って得られる。
このため、複素エネルギー平面における極の位置と残差の知識は共鳴によって生成されるパターンを定量的に記述するには不十分である。
そのような記述は、全角運動量の複素平面におけるS-行列要素の極の観点で利用できる。
このアプローチは、最近、パブリックドメイン(Comp. Phys. Comm. 185 (2014) 2127)で利用可能なコンピュータコードICS_Reggeで実装された。
本稿では、ICS Reggeパッケージを用いて、ベンチマークF+HD->HF(v'=3)+D反応の積分断面(ICS)に対して予測される共鳴パターンを詳細に分析する。
v = 0, j = 0, Omega = 0 -> v' = 3, j'= 0,1,2, Omega' = 0,1,2 遷移は58.54から197.54 meVの衝突エネルギーに対して研究される。
これらのエネルギーに対して、ICSへの寄与は対称および非対称のファノ形状から滑らかな正弦波レジージ振動まで様々である。
準安定状態とレギュレーション極の位置と残差の複素エネルギーは、散乱行列要素のpad/e再構成によって見出される。
ICSレジージ符号の精度、複素エネルギーとレジージ極の関係、各種レジージ軌道、Jシフト近似の起源についても論じる。
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