論文の概要: Phenomenological Non-Equilibrium Quantum Thermodynamics based on
Modified von Neumann Equations
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2211.12558v1
- Date: Tue, 22 Nov 2022 20:16:32 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-01-19 03:58:35.245195
- Title: Phenomenological Non-Equilibrium Quantum Thermodynamics based on
Modified von Neumann Equations
- Title(参考訳): 修正フォン・ノイマン方程式に基づく現象論的非平衡量子熱力学
- Authors: Wolfgang Muschik
- Abstract要約: 元の量子力学は可逆理論であるが、非分解系に限られる。
部分系を考慮に入れれば、非分解系に必要な定義により、非分解系に存在しない相互作用ハミルトニアンは不可逆性を生み出す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: The wide-spread opinion is that original quantum mechanics is a reversible
theory, but this statement is only true for undecomposed systems, that are
those systems which sub-systems are out of consideration. Taking sub-systems
into account, as it is by definition necessary for decomposed systems, the
interaction Hamiltonians which are absent in undecomposed systems generate
irreversibility. Thus, the following two-stage task arises: How to modify von
Neumann's equation for undecomposed systems so that irreversibility appears,
and how this modification affects decomposed systems ? The first step was
already done and is repeated below, whereas the second step to formulate a
quantum thermodynamics of decomposed systems is performed here by modifying the
von Neumann equations of the sub-systems by a procedure wich is similar to that
of Lindblad's equation, but different because the sub-systems interact with one
another through partitions.
- Abstract(参考訳): 広義には、元の量子力学は可逆理論であるという説があるが、この主張は分解されていない系、つまりサブ系が考慮されていない系に対してのみ当てはまる。
分解系に定義上必要である部分系を考慮に入れると、分解系に存在しない相互作用ハミルトニアンは可逆性を生成する。
非可逆性が現れるようにフォン・ノイマンの方程式をどのように修正するか、そしてこの修正が分解された系にどのように影響するか?
第1段階はすでに実行され、以下に繰り返すが、分解された系の量子熱力学を定式化するための第2段階は、プロシージャ・ウィッチによるサブシステムのフォン・ノイマン方程式の修正によって、リンドブラッドの方程式と似ているが、サブシステムが分割を通して互いに相互作用するため異なる。
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