論文の概要: On dynamical measures of quantum information
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2306.01831v1
- Date: Fri, 2 Jun 2023 18:00:01 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-06-06 23:51:10.247313
- Title: On dynamical measures of quantum information
- Title(参考訳): 量子情報の動的測度について
- Authors: James Fullwood and Arthur J. Parzygnat
- Abstract要約: 時間とともに量子状態の理論を用いて、量子プロセスに関連するエントロピー$S(rho,mathcalE)$を定義する。
このようなエントロピーは、量子条件エントロピーと量子相互情報の定式化を定義するために用いられる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: In this work, we use the theory of quantum states over time to define an
entropy $S(\rho,\mathcal{E})$ associated with quantum processes
$(\rho,\mathcal{E})$, where $\rho$ is a state and $\mathcal{E}$ is a quantum
channel responsible for the dynamical evolution of $\rho$. The entropy
$S(\rho,\mathcal{E})$ is a generalization of the von Neumann entropy in the
sense that $S(\rho,\mathrm{id})=S(\rho)$ (where $\mathrm{id}$ denotes the
identity channel), and is a dynamical analogue of the quantum joint entropy for
bipartite states. Such an entropy is then used to define dynamical formulations
of the quantum conditional entropy and quantum mutual information, and we show
such information measures satisfy many desirable properties, such as a quantum
entropic Bayes' rule. We also use our entropy function to quantify the
information loss/gain associated with the dynamical evolution of quantum
systems, which enables us to formulate a precise notion of information
conservation for quantum processes.
- Abstract(参考訳): この研究では、時間とともに量子状態の理論を使い、エントロピー $s(\rho,\mathcal{e})$ と量子プロセス $(\rho,\mathcal{e})$ が関連づけられ、ここで $\rho$ は状態であり、$\mathcal{e}$ は $\rho$ の力学進化に責任を持つ量子チャネルである。
エントロピー$S(\rho,\mathcal{E})$は、フォン・ノイマンのエントロピーの一般化であり、$S(\rho,\mathrm{id})=S(\rho)$(ここで$\mathrm{id}$はアイデンティティーチャネルを表す)という意味で、二部会状態の量子ジョイントエントロピーの動的アナログである。
このようなエントロピーは、量子条件エントロピーと量子相互情報の動的定式化を定義するために使用され、そのような情報測度が量子エントロピーベイズ則のような多くの望ましい性質を満たすことを示す。
また、エントロピー関数を用いて量子系の動的進化に関連する情報損失/利得を定量化し、量子プロセスの情報保存の正確な概念を定式化することができる。
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