論文の概要: Spin entanglement in two-proton emission from $^6$Be
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2407.11136v1
- Date: Mon, 15 Jul 2024 18:00:41 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-07-17 19:41:08.181382
- Title: Spin entanglement in two-proton emission from $^6$Be
- Title(参考訳): $^6$Beからの2陽子放出におけるスピン絡み合い
- Authors: Tomohiro Oishi,
- Abstract要約: 本稿では,2陽子(2p$)放射性発光における結合スピンの絡み合いの評価を行う。
時間依存計算を行い、放出された2つの陽子の結合スピン状態を算出する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: This paper presents an evaluation of coupled-spin entanglement in the two-proton ($2p$) radioactive emission. The three-body model of $^{6}$Be with the proton-proton interaction, which is adjusted to reproduce the experimental energy release, is utilized. Time-dependent calculation is performed to compute the coupled-spin state of the emitted two protons. The spin-correlation function $S$ as Clauser-Horne-Shimony-Holt (CHSH) indicator is obtained as $\abs{S} \cong 2.72$. Namely, the $2p$-spin entanglement beyond the limit of local-hidden-variable (LHV) theory is concluded. This entanglement is sensitive to the proton-proton interaction. The short-lived (broad-width) $2p$~state has the weaker spin entanglement. In parallel, the core-proton interactions do not harm this entanglement during the time-dependent decaying process. The CHSH measurement can be a probe into the effective nuclear interaction inside finite systems.
- Abstract(参考訳): 本稿では,2陽子(2p$)放射性発光における結合スピンの絡み合いの評価を行う。
実験エネルギー放出を再現するために調整された陽子-陽子相互作用を持つ$^{6}$Beの3体モデルを利用する。
時間依存計算を行い、放出された2つの陽子の結合スピン状態を算出する。
スピン相関関数 $S$ as Clauser-Horne-Shimony-Holt (CHSH) は $\abs{S} \cong 2.72$ として得られる。
すなわち、局所隠れ変数(LHV)理論の極限を超える2p$スピンの絡み合いが結論づけられる。
この絡み合いは陽子-陽子相互作用に敏感である。
短寿命(広幅)の2p$~状態は、より弱いスピン絡みを持つ。
平行して、コア-プロトン相互作用は、時間依存の崩壊過程におけるこの絡み合いに害を与えない。
CHSH測定は、有限系内の効果的な核相互作用の探索である。
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