論文の概要: Characterizing non-Markovianity via quantum coherence based on Kirkwood-Dirac quasiprobability
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2506.21691v1
- Date: Thu, 26 Jun 2025 18:22:29 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-06-30 21:12:22.969227
- Title: Characterizing non-Markovianity via quantum coherence based on Kirkwood-Dirac quasiprobability
- Title（参考訳）: Kirkwood-Dirac 準確率に基づく量子コヒーレンスによる非マルコフ性の特徴付け
- Authors: Yassine Dakir, Abdallah Slaoui, Rachid Ahl Laamara,
- Abstract要約: カークウッド・ディラック準確率(Kirkwood-Dirac quasiprobability)による非増加量子コヒーレンスの性質に基づく非マルコフ性の新しい尺度を提案する。
KD準確率コヒーレンスに基づく非マルコフ性の測定は、KD準確率の想像的部分の時間的進化を通じて記憶効果を捉える。
- 参考スコア（独自算出の注目度）: 0.0
- License: http://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/
- Abstract: We present a new measure of non-Markovianity based on the property of nonincreasing quantum coherence via Kirkwood-Dirac (KD) quasiprobability under incoherent completely positive trace-preserving maps. Quantum coherence via the KD quasiprobability is defined as the imaginary part of the KD quasiprobability, which is maximised over all possible second bases and evaluated using an incoherent reference basis. A measure non-Markovianity based on KD quasiprobability coherence would capture memory effects via the time evolution of the imaginary part of the KD quasiprobability, providing an experimentally accessible and physically intuitive alternative to traditional measures relying on quantum Fisher information or trace distance. This approach is applied to the study of dissipation and dephasing dynamics in single- and two-qubit systems. The results obtained show that, in the cases studied, our measure based on coherence via Kirkwood-Dirac quasiprobability performs at least as well as $\ell_{1}$-norm coherence in detecting non-Markovianity, this provides a novel perspective on the analysis of non-Markovian dynamics.
- Abstract（参考訳）: 完全正のトレース保存写像の下でのKirkwood-Dirac (KD) 準確率による非増加量子コヒーレンスの性質に基づく非マルコフ性の新しい尺度を提案する。
KD準確率による量子コヒーレンス(quantum coherence)は、KD準確率の虚部として定義される。
KD準確率コヒーレンスに基づく非マルコフ性の測定は、KD準確率の想像的部分の時間的進化を通じて記憶効果を捉え、量子フィッシャー情報やトレース距離に依存する従来の測度に代わる実験的にアクセス可能で物理的に直感的な代替手段を提供する。
このアプローチは、単一および2量子ビット系における散逸と退化ダイナミクスの研究に応用される。
その結果,カークウッド・ディラック準確率によるコヒーレンスに基づく測定は,非マルコフ性の検出における$\ell_{1}$-normコヒーレンスと同様に,非マルコフ力学の解析に新たな視点を与えることを示した。
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