論文の概要: Explicit finite-time illustration of improper unitary evolution for the Klein--Gordon field in de Sitter space
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2512.16666v1
- Date: Thu, 18 Dec 2025 15:33:47 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-12-19 18:10:32.128501
- Title: Explicit finite-time illustration of improper unitary evolution for the Klein--Gordon field in de Sitter space
- Title（参考訳）: ド・ジッター空間のクライン-ゴルドン場に対する不適切なユニタリ進化の明示的な有限時間図示
- Authors: William T. Emond, Christian Käding, Peter Millington,
- Abstract要約: 与えられた時間スライス時の真空は他の時間と一意に等しいことを示す。
特に、背景力学とハミルトン力学の両方を考慮すると、この不等式は無限小の時間ステップでも成り立つ。
- 参考スコア（独自算出の注目度）: 0.19116784879310023
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: It is known that quantum field theories in curved spacetime suffer from a number of pathologies, including the inability to relate states on different spatial slices by proper unitary time-evolution operators. In this article, we illustrate this issue by describing the canonical quantisation of a free scalar field in de Sitter space and explicitly demonstrating that the vacuum at a given time slice is unitarily inequivalent to that at any other time. In particular, we find that, if both background and Hamiltonian dynamics are taken into account, this inequivalence holds even for infinitesimally small time steps and not only in the asymptotic time limits.
- Abstract（参考訳）: 曲線時空における場の量子論は、適切なユニタリ時間進化作用素によって異なる空間スライス上の状態を関連付けることができないなど、多くの病理に悩まされることが知られている。
本稿では、ド・ジッター空間における自由スカラー場の正準量子化を記述し、与えられた時間スライスにおける真空が他の時間と一意に等しいことを示す。
特に、背景力学とハミルトン力学の両方を考慮すると、この不等式は無限小の時間ステップでも成り立ち、漸近時間制限に限らないことが分かる。
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