論文の概要: Is the Moon there if nobody looks: Bell Inequalities and Physical
Reality
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2004.14570v3
- Date: Thu, 16 Jul 2020 21:29:25 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-21 19:18:14.319524
- Title: Is the Moon there if nobody looks: Bell Inequalities and Physical
Reality
- Title（参考訳）: 月は誰にも見えない? ベルの不平等と物理的な現実
- Authors: Marian Kupczynski
- Abstract要約: 様々なベルの不等式違反は、量子非局所性を正当化したり、原子、電子、その他の目に見えない素粒子の存在を疑うことを許さないかもしれない。
- 参考スコア（独自算出の注目度）: 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Various Bell inequalities are trivial algebraic properties satisfied by each
line of particular data spreadsheets.It is surprising that their violation in
some experiments, allows to speculate about the existence of nonlocal
influences in Nature and to doubt the existence of the objective external
physical reality. Such speculations are rooted in incorrect interpretations of
quantum mechanics and in a failure of local realistic hidden variable models to
reproduce quantum predictions for spin polarisation correlation experiments.
These hidden variable models use counterfactual joint probability distributions
of only pairwise measurable random variables to prove the inequalities. In real
experiments Alice and Bob, using 4 incompatible pairs of experimental settings,
estimate imperfect correlations between clicks, registered by their detectors.
Clicks announce detection of photons and are coded by 1 or -1. Expectations of
corresponding ,only pairwise measurable, random variables are estimated and
compared with quantum predictions. These estimates violate significantly the
inequalities. Since all these random variables cannot be jointly measured , a
joint probability distribution of them does not exist and various Bell
inequalities may not be derived. Thus it is not surprising that they are
violated. Moreover,if contextual setting dependent parameters describing
measuring instruments are correctly included in the description, then imperfect
correlations between the clicks may be explained in a locally causal way. In
this paper we review and rephrase several arguments proving that the violation
of various Bell inequalities may neither justify the quantum nonlocality nor
allow for doubt regarding the existence of atoms, electrons and other invisible
elementary particles which are building blocks of the visible world around us
including ourselves.
- Abstract（参考訳）: ベルの不等式は、特定のデータスプレッドシートの各行によって満足される自明な代数的性質であり、いくつかの実験において、自然界における非局所的な影響の存在を推測し、客観的な外部物理的現実の存在を疑うことができるのは驚きである。
このような推測は、量子力学の不正確な解釈や、スピン偏光相関実験の量子予測を再現する局所的リアルな隠れ変数モデルの失敗に根ざしている。
これらの隠れ変数モデルは、不等式を証明するためにペアワイズ可測確率変数のみの反事実的合同確率分布を用いる。
実際の実験では、aliceとbobは4つの非互換な実験設定を使って、クリック間の不完全な相関を推定する。
クリックすると光子を検出し、1または-1でコード化される。
対応するペアワイズ測定可能なランダム変数の期待値を推定し、量子予測と比較する。
これらの推定は不等式に著しく違反する。
これらすべての確率変数は共同測定できないため、それらの合同確率分布は存在せず、様々なベルの不等式は導出できない。
したがって、それらが侵害されていることは驚くべきことではない。
さらに、測定器を記述する文脈設定依存パラメータが正しく記述されている場合、クリック間の不完全な相関を局所因果的に説明することができる。
本稿では,様々なベルの不等式違反が量子非局所性を正当化したり,原子,電子,その他の目に見えない素粒子の存在を疑うこともできないことを証明するいくつかの議論をレビューし,再検討する。
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