論文の概要: Pseudo standard entanglement structure cannot be distinguished from
standard entanglement structure
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2203.07968v3
- Date: Fri, 23 Dec 2022 01:23:55 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-22 01:11:32.021184
- Title: Pseudo standard entanglement structure cannot be distinguished from
standard entanglement structure
- Title(参考訳): 擬似標準絡み合い構造は標準絡み合い構造と区別できない
- Authors: Hayato Arai and Masahito Hayashi
- Abstract要約: 最大絡み状態の実験的検証は、その状態が最大絡み状態と全く同じであることを保証しない。
我々の設定では、任意の最大絡み合い状態は、得られた擬標準絡み合い構造に属する絡み合い状態によって任意に近似することができる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 61.12008553173672
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: An experimental verification of the maximally entangled state ensures that
the constructed state is close to the maximally entangled state, but it does
not guarantee that the state is exactly the same as the maximally entangled
state. Further, the entanglement structure is not uniquely determined in
general probabilistic theories even if we impose that the local subsystems are
fully equal to quantum systems. Therefore, the existence of the maximally
entangled state depends on whether the standard entanglement structure is
valid. To examine this issue, we introduce pseudo standard entanglement
structure as a structure of quantum composite system under natural assumptions
based on the existence of projective measurements and the existence of
approximations of all maximally entangled standard states. Surprisingly, there
exist infinitely many pseudo standard entanglement structures different from
the standard entanglement structure. In our setting, any maximally entangled
state can be arbitrarily approximated by an entangled state that belongs to our
obtained pseudo standard entanglement structure. That is, experimental
verification does not exclude the possibility of our obtained pseudo standard
entanglement structure that is different from the standard entanglement
structure. On the other hand, such pseudo structures never possess global
unitary symmetry, i.e., global unitary symmetry is essential condition for the
standard entanglement structure.
- Abstract(参考訳): 最大エンタングル状態の実験的検証により、構築された状態が最大エンタングル状態に近いことが保証されるが、その状態が最大エンタングル状態と全く同じであることを保証しない。
さらに、局所サブシステムは量子系と完全に等しいと仮定しても、絡み合い構造は一般確率論において一意に決定されない。
したがって、最大絡み合い状態の存在は、標準絡み合い構造が有効かどうかに依存する。
そこで本研究では, 射影的測定の存在と最大絡み合うすべての標準状態の近似の存在に基づいて, 自然仮定下での量子複合系の構造として擬似標準絡み合い構造を導入する。
驚くべきことに、標準絡み構造とは異なる疑似標準絡み構造が無限に存在する。
我々の設定では、任意の最大絡み合い状態は、得られた擬標準絡み合い構造に属する絡み合い状態によって任意に近似することができる。
すなわち、実験による検証では、得られた標準絡み構造と異なる擬似標準絡み構造の可能性は除外されない。
一方、そのような擬似構造は、大域的ユニタリ対称性を持たず、すなわち、大域的ユニタリ対称性は標準絡み合い構造にとって必須条件である。
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