論文の概要: Relative Facts of Relational Quantum Mechanics are Incompatible with
Quantum Mechanics
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2208.11793v2
- Date: Wed, 17 May 2023 13:51:12 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-18 20:54:35.288043
- Title: Relative Facts of Relational Quantum Mechanics are Incompatible with
Quantum Mechanics
- Title(参考訳): 関係量子力学の相対的事実は量子力学と相容れない
- Authors: Jay Lawrence, Marcin Markiewicz, Marek \.Zukowski
- Abstract要約: RQM測定は、システム$Sとオブザーバ$A$をデコヒーレンスなしで絡める相互作用から生じる。
この基準は、解釈が結果の概念を導入するたびに、これらの結果はボルン規則で指定された確率分布に従わなければならないと述べている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Relational Quantum Mechanics (RQM) claims to be an interpretation of quantum
theory [see arXiv:2109.09170, which appears in the Oxford Handbook of the
History of Interpretation of Quantum Physics]. However, there are significant
departures from quantum theory: (i) in RQM measurement outcomes arise from
interactions which entangle a system $S$ and an observer $A$ without
decoherence, and (ii) such an outcome is a "fact" relative to the observer $A$,
but it is not a fact relative to another observer $B$ who has not interacted
with $S$ or $A$ during the foregoing measurement process. For $B$ the system $S
\otimes A$ remains entangled. We derive a GHZ-like contradiction showing that
relative facts described by these statements are incompatible with quantum
theory. Hence Relational Quantum Mechanics should not be considered an
interpretation of quantum theory, according to a criterion for interpretations
that we have introduced. The criterion states that whenever an interpretation
introduces a notion of outcomes, these outcomes, whatever they are, must follow
the probability distribution specified by the Born rule.
- Abstract(参考訳): リレーショナル量子力学(RQM)は量子論の解釈(arXiv:2109.09170参照)であると主張している。
しかし、量子論からは大きな隔たりがある。
(i)RQM測定結果において、システム$S$とオブザーバ$A$をデコヒーレンスなしで絡める相互作用から生じる。
(ii)そのような結果が観察者$a$に対する「事実」であるが、前回の計測過程において$s$または$a$と相互作用していない別の観察者$b$とは事実ではない。
b$ システムには$s \otimes a$ が残っている。
これらの主張によって記述された相対的な事実が量子論と相容れないことを示すGHZのような矛盾を導出する。
したがって、関係量子力学は、我々が導入した解釈の基準に従って、量子論の解釈と見なすべきではない。
基準は、解釈が結果の概念を導入するとき、これらの結果が何であれ、生まれた規則によって指定された確率分布に従う必要があると述べる。
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