論文の概要: Fermi's golden rule rate expression for transitions due to nonadiabatic derivative couplings in the adiabatic basis
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2405.02697v2
- Date: Wed, 09 Oct 2024 16:18:13 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2024-10-10 14:25:12.424114
- Title: Fermi's golden rule rate expression for transitions due to nonadiabatic derivative couplings in the adiabatic basis
- Title(参考訳): 非断熱性誘導体結合による遷移に対するフェルミの黄金律速表現
- Authors: Seogjoo J. Jang, Byeong Ki Min, Young Min Rhee,
- Abstract要約: 我々は, 断熱状態間の非断熱遷移に対するフェルミの黄金律 (FGR) 式の解析を行った。
結果の速度表現は、NDC項の二次的寄与とフランク・コンドンモードへの結合を含む。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License:
- Abstract: Starting from a general molecular Hamiltonian expressed in the basis of adiabatic electronic and nuclear position states, where a compact and complete expression for nonadiabatic derivative coupling (NDC) Hamiltonian term is obtained, we provide a general analysis of the Fermi's golden rule (FGR) rate expression for nonadiabatic transitions between adiabatic states. We then consider a quasi-adiabatic approximation that uses crude adiabatic states evaluated at the minimum potential energy configuration of the initial adiabatic state as the basis for the zeroth order adiabatic and NDC coupling terms of the Hamiltonian. Although application of this approximation is rather limited, it allows deriving a general FGR rate expression without further approximation and still accounts for non-Condon effect arising from momentum operators of NDC terms and its coupling with vibronic displacements. For a generic and widely used model where all nuclear degrees of freedom and environmental effects are represented as linearly coupled harmonic oscillators, we derive a closed form FGR rate expression that requires only Fourier transform. The resulting rate expression includes quadratic contributions of NDC terms and their couplings to Franck-Condon modes, which require evaluation of two additional bath spectral densities in addition to conventional one that appears in a typical FGR rate theory based on the Condon approximation. Model calculations for the case where nuclear vibrations consist of both a sharp high frequency mode and an Ohmic bath spectral density illustrate new features and implications of the rate expression. We then apply our theoretical expression to the nonradiative decay from the first excited singlet state of azulene, which illustrates the utility and implications of our theoretical results.
- Abstract(参考訳): 一般分子ハミルトニアンを非断熱的電子状態と核位置状態に基づいて表現し、非断熱的微分結合(NDC)ハミルトン項のコンパクトかつ完全な表現を得ることから、非断熱的状態間の非断熱的遷移に対するフェルミの黄金律式(FGR)の一般解析を行う。
次に、ハミルトン方程式のゼロ次断熱およびNDC結合項の基礎として、初期断熱状態の最小電位配置で評価された粗断熱状態を用いる準断熱近似を考える。
この近似の適用は比較的限られているが、さらなる近似をせずに一般のFGR速度式を導出することができ、NDC項の運動量演算子とビブロニック変位とのカップリングから生じる非コンドン効果を今でも説明できる。
すべての核自由度と環境効果が線形結合した調和振動子として表現される一般的なモデルに対して、フーリエ変換のみを必要とする閉形式FGRレート式を導出する。
結果として得られる速度表現は、NDC項とその結合のフランク・コンドンモードへの二次的寄与を含み、コンドン近似に基づく典型的なFGR速度理論に現れる従来のものに加えて、2つの追加の入浴スペクトル密度の評価を必要とする。
原子核振動が鋭い高周波モードとオーミック浴のスペクトル密度の両方から構成される場合のモデル計算は、その速度表現の新たな特徴と意味を示唆している。
次に、アズレンの第一励起一重項状態からの非放射的崩壊に対する理論式を適用し、この理論結果の有用性と意義を明らかにした。
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